私の実家は兼業農家です。
自分の畑でミカンや米を作っています。
汗を流して作った作物だけあって、その気持ちが人一倍大きくありました。
その影響が強いこともあり、昔は米1粒も残さずに食べる性格でした。
どれだけ作るのが大変なのかを知っている分、残すのが申し訳なく思ってしまいます。
家で母が出すご飯も「もったいない」という気持ちがあり、全部残さず食べていました。
レストランで食事をするときも、おなかがいっぱいでも「残すと、お店の人に悪いな」と思って、残さず食べようとしてしまいます。
しかし、客観的に自分を見つめたとき、その食生活が食べすぎを招いていたことに気づきました。
たしかに残さず食べることは素晴らしい心がけであるという考えには変わりありません。
残さずきれいになった食器を見れば、作ってくれた人も喜んでくれることでしょう。
しかし、その食習慣のため肥満になり、健康を害しては意味がありません。
健康と元気のために、食事を取りますね。
それが一番大切なことです。
ある日から、私は食習慣を変えました。
腹八分目になったら思い切って残すようにしました。
自分の健康のことを第一に考えて、食生活を変えた結果、やはり体重が減りました。
「お店の人に悪いな」「もったいないな」という気持ちがあっても、腹八分目になれば、残す勇気を持ってください。
その勇気がなければ、ダイエットは失敗します。
マナーももちろん大切ですが、まずは自分の健康を第一に考えることです。
もし、残すことに罪悪感がある人は、量の少ない食事を注文して、残さないように工夫するほうがいいでしょう。
また、テイクアウトして家に持って帰る方法もおすすめです。
ダイエットには、食べすぎない習慣が必要なのです。