ときどきダイエットのために、朝食を抜いている人を見かけます。
「朝は食欲がないから、食事を抜いても大丈夫」
「節約にもダイエットにもなるし、朝食を抜いてしまえ」
いえいえ、なんという恐ろしいことでしょう。
ダイエットに失敗しやすくなります。
朝食を抜くと、脳の回転が悪くなるばかりか、やる気も元気も出てきません。
睡眠中は食事をしていないため、寝起きは脳も体も糖分が不足していて、元気が出ません。
睡眠中は食事を取っていないので、朝は誰でもおなかがすいて元気が出ない。
その元気が出ない状態を「朝は食欲がない」と勘違いしているだけです。
食欲がないのは極度の空腹状態です。
ダイエットを成功させたければ、むしろ朝食は必ず取りましょう。
朝食をきちんと取ることは、ダイエットを成功させる基本です。
しっかり朝食を取るからこそ、日中に頭の回転がよくなり、力が湧いてやる気や元気が出てきます。
朝食だけは食べすぎても問題ありません。
日中に頭も体も使うため、カロリーの消費が激しく、脂肪になりにくいからです。
脳は体重の2パーセントしかありませんが、カロリーの20パーセントも消費するところです。
脳は大食いです。
どんなに食べても、朝食のカロリーはしっかり消費されます。
「腹が減っては戦ができぬ」というように、1日の始まりは、腹ごしらえが肝心なのです。