どうしても客観的な目を持てない人は、自分でビデオ撮影をおすすめします。
意外な自分を発見できるはずです。
女優がなぜ美しいのかというと、初めから顔形が整っているからではありません。
自分が映った映像を、後からチェックしているからです。
映画やテレビに出演して撮影の後、放送の日に自宅で演技の出来栄えをチェックします。
すると、思ったより姿勢が悪かったり、変な癖やしぐさがあったりなど、おかしなところに気づきます。
イメージと大きく異なる自分を見て、落ち込みます。
どんな男優も女優も一度は受けるショックです。
ただし、これは「悪いショック」ではなく「いいショック」です。
恥ずかしい癖や習慣は、次の撮影までに直していくという繰り返しです。
女優が美しくなれるのは、自分が映っている映像を見ているからです。
私も学生のころ、運動会で頑張る自分の姿を両親にビデオ撮影をしてもらったことがあります。
想像していた自分とはまったく違っていて、大きなショックを受け、落ち込んだことがあります。
表情が悪くて、姿勢も猫背になっていて驚きました。
自分で見る自分だからこそ、そのショックもひとしおです。
目を向けるのさえ大変だったことを覚えています。
そんな自分を受け入れるのも大変でした。
しかし、客観的に見る本当の自分でした。
ビデオは過去の映像を残すためだけの道具ではありません。
客観的に自分を見る鏡です。
完全に他人から見る自分を手早くチェックするためには、ビデオで自分を撮ってみるのが最も効果的です。
客観的に自分をチェックする道具として活用すれば、女性には素晴らしい鏡になるのです。