私たちはうまくいく方法に関心があり、そればかりを追い求めています。
仕事でも恋愛でも勉強でも、うまくいく方法を学ぼうとするものです。
ノウハウといえば「うまくいく方法」が代表的でしょう。
書店を見ても、うまくいく方法を教授する書籍が大半を占めています。
勉強熱心なあなたであれば、本を読んだりインターネットで調べたりなど、うまくいく方法を一生懸命学んでいるに違いありません。
もちろんうまくいく方法を知ることも大切ですが、一方で見落とされがちなことがあります。
それが「うまくいかない方法」です。
私たちはうまくいく方法ばかりに注意が向く一方、うまくいかない方法にはそっぽを向きます。
うまくいかない方法は価値がない印象が持たれやすい。
うまくいかない方法があっても「役立たない」「参考にならない」「学ぶ必要はない」とスルーされることが多いものです。
しかし、実際は役立たないどころか、非常に役立ちます。
うまくいく方法だけでなく、うまくいかない方法も学ぶことです。
「OKパターンだけでなくNGパターンも学ぶ」ということです。
「こうすれば仕事がうまくいかない」
「こうすれば恋愛がうまくいかない」
「こうすれば勉強がうまくいかない」
うまくいかない方法を知っても仕方ないと思うかもしれませんが、誤解です。
うまくいかない方法とは、いわば「地雷」です。
人生とは「いかに地雷を避けて進んでいくか」です。
仕事でも恋愛でも勉強でも、ゴールにたどり着くためには、地雷を避けながら進むことが欠かせません。
一度でも地雷を踏むと、大けがを負います。
場合によっては一発でアウトです。
うまくいかない方法は、今まで積み上げたものをすべて帳消しにするほどの破壊力があります。
たとえば、仕事であれば「上司へのため口」です。
勉強であれば「参考書の浮気」です。
恋愛であれば「清潔感の欠如」です。
どれも「これをやったらアウト」の代表例です。
これらは一例であり、まだまだほかにもたくさんあります。
うまくいかない方法を学んでおくことで、地雷を避けながらゴールに向けて進んでいけるようになります。
うまくいく方法だけではなく、うまくいく方法もしっかり学んでおきましょう。
うまくいく方法とうまくいかない方法の両方を学んでおけば、鬼に金棒です。