私の祖母は「まだ大丈夫」が口癖です。
一緒に富士山に登ったときも、孫である私が「大丈夫?」と聞くと「まだ大丈夫」と言います。
富士山の頂上まで登り切ってしまいました。
「まだ大丈夫」とは、不思議な言葉です。
口にした瞬間、暗い雰囲気が明るい雰囲気になり、疲れが吹き飛び、気分は軽やかになり、元気が出てきます。
そういう口癖があるので、自ら明るい雰囲気を作り、元気を内側から引き出しているのでしょう。
元気な祖母を見ていると、その生きた証しを見ているようです。
逆に短命な人は「もうダメだ」という口癖があります。
「もうダメだ」という言葉も、不思議な言葉です。
心身ともに問題がない状態でも「もうダメだ」と口にした瞬間、急に雰囲気が暗くなり、疲れているような感じがします。
口にすることは、現実に変える力があります。
邪悪な言葉を口にすると、自分で自分を疲れさせてしまいます。
そういうマイナスの言葉が日常になっていると、老いるのも早くなり、寿命まで短くなります。
寿命を延ばすためには、まず明るい口癖から身につけることです。
あなたの口癖をチェックしましょう。
「もうダメだ」と、すぐ悲観していないでしょうか。
「まだ大丈夫」という言葉で、すべてを楽観しましょう。