私が文章を書くときには、情熱とスピードを大切にしています。
日頃からたくさん本を読んでインプットをしては、たくさん書いてアウトプットをします。
たくさん書けるだけで、私は自分の好きなことをしているし、楽しく感じます。
この好きな気持ちは誰にも負けないという自信もあります。
世の中には、作家になりたい人が大勢います。
そういう人たちと差をつけるためには「熱い情熱を持って大量に書けるかどうか」です。
アマチュアとプロの決定的な違いは「量」と「情熱」です。
書くくらいなら、誰でもできます。
小学生でも、うまい文章を書く人はたくさんいます。
また「たまたまうまく書けた」ということもあるでしょう。
しかし「たまたまたくさん書けた」ということはありません。
アイデアを豊富に量産し、たくさん書き続けるだけの情熱がないと、どこかで挫折します。
プロとアマチュアのどこが違うのかというと「アイデアを豊富に生産できること」と、続けられる「情熱」です。
1,000も2,000ものアイデアを、何十年にもわたり、出し続けることができるのが、本当のプロの作家です。
質とは、たくさんの量をこなす過程で、自然と身につけるものです。
まず、量が前提としてあれば、質は必然的に身につきます。
プロの作家には、間違いなくスピードがあります。
漫画家でも、プロと呼ばれるレベルになると、大量の作品をリリースしています。
秋本治の漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が100巻以上出ているのは、まさにプロという証拠です。
「よくこれだけネタが出てくるな」と感心してしまいます。
たくさんのネタを創作でき、実際に書き続けているという実績が、プロとアマチュアの違いです。
1冊目より100冊目のほうが、漫画の絵がうまくなっているのは、単純にたくさん書いたからです。
たくさん書けばうまくなるのは、漫画のみならず、文章でも、絵でも、音楽でも、スポーツでも何でも同じです。
質は、後からついてきます。
質は、たくさんの数をこなすことで身につけることができます。
初めから質がある人はいません。
質は、大量を経験すれば、誰でも必ず身につきます。
本当にプロとアマチュアの差が出るのは、最終的に「量」と「情熱」です。
それしかありません。
「自分には、才能がない」とぼやく人がいます。
そういう人に限って、初めから質を求めて、トライしています。
大した量もこなしていません。
「才能がない」とぼやく暇があったら、数をこなすことです。
初めに質を求めてはいけません。
まず、情熱を持って、大量の仕事をこなすことです。
アマチュアと差をつけて、プロへの階段を上るのです。