公開日:2008年11月13日
執筆者:水口貴博

記憶力を高める30の方法

  • 「勉強」そのものより
    「勉強法」から、
    身につける。
記憶力を高める30の方法

「勉強」そのものより「勉強法」から、身につける。

あなたが小学生のころを思い出しましょう。
「成績の良い人」と「成績の悪い人」を比べたとき、あることに気づきませんか。
・勉強ができる人は、すべての科目で成績がよい

そもそも脳は、覚えるより、忘れるほうが圧倒的に得意。

記憶し続けられる期間は、大きく分けて2種類あります。
・短期記憶 (数時間~1カ月)
・長期記憶 (1カ月~数年)

長期記憶のためには、海馬かいばを騙せばいい。

少し専門的なお話をします。
私たちが何かを覚えようとするとき、その情報は脳の「海馬(かいば)」というところに蓄えられます。
大脳辺縁系の一部であり、親指ほどの大きさです。

復習は、1カ月以内にすること。

「エビングハウスの忘却曲線」をご存じでしょうか。
ドイツの心理学者エビングハウス(1850~1909)が発表した、記憶の忘却状態を曲線で表現したグラフです。
そのグラフを見ると、人間は4時間後には、覚えたことの50パーセントを忘れることが見てわかります。

復習タイミングは、1週間後が最適。

復習のタイミングは、1カ月以内です。
1カ月を超えて復習をした場合、短期記憶を保存する海馬かいばから、記憶が消えてしまうので、新たに勉強し直すのと同じになります。
1カ月を超えた復習は、もはや「復習」ではなく「初めての勉強」になってしまいます。

一芸は道に通ずる。

「効率よく勉強法を学ぶため」には、どうすればいいのでしょうか。
的を射たことわざがあります。
「一芸は道に通ずる」という言葉です。

記憶力は、最初と最後が最も高い。

1時間勉強をするとすれば、一番記憶に残るのは、どのタイミングかご存じですか。
「最初の5分間」と「最後の5分間」です。
このとき、人間の記憶力は最もよくなります。

隙間時間に覚えるほうが、よく覚えられる。

記憶力が高いのは、勉強をし始めた「最初の5分間」と「最後の5分間」というお話をしました。
そのためにまず効果的なのは「休憩を挟むこと」です。
休憩を挟めば「最初」と「最後」を作り出すことができますし、脳の休憩にもなります。

覚えれば覚えるほど、覚えやすくなる。

逆説的な話を1つします。
実は、記憶は覚えれば覚えるほど、覚えやすくなります。
驚くべき話ですが、事実です。

睡眠時間は、最低でも6時間以上。

睡眠は、最低でも6時間以上は、しっかり寝ましょう。
短すぎると脳によくありませんが、長すぎるのも脳に悪影響を与えるという報告があります。
理想は、7時間以上・9時間以下です。

人に説明したことは、忘れなくなる。

単純な方法で、かつ、効果的な記憶方法があります。
あなたが覚えたことを、他人に説明しましょう。
親でも友人でもかまいません。

記憶は「一度で完璧」ではなく「復習」で身につける。

記憶が苦手な人は、記憶するとき、一つ一つ確実に覚えようとする傾向があります。
もちろんその丁寧な姿勢は「素晴らしい」と思いますが、実際の勉強は制限時間があります。
また効率は考えず、読書をゆっくり楽しみたいときもあるでしょう。

百聞は一見にしかず。

私たちが「学ぶ」と言えば、いくつかの手段が思い浮かびます。
本を読んで学んだり、人からの話を聞いて学んだりなど、たいていこの辺りの手段を思い浮かべます。
学校では、教科書を読み、先生の話を聞いて学びます。

体験するのが、一番覚えやすく、忘れにくい。

あらゆる学習法の中で、一番吸収が早く、理解も早く、かつ忘れにくい勉強法があります。
これは、古今東西、どんな人にも共通する究極の学習法です。
自分が、体験をすることです。

記憶力は「トライ&エラー」の数に比例する。

トライ&エラーを、恐れない姿勢を持ちましょう。
間違った問題は、正解した問題より、強く記憶に残るからです。
あなたがテストで間違った問題は、正解した問題より、強く印象に残っているはずです。

由来や理由がわかると、記憶に強く残る。

知識だけでは、単独の記憶です。
それだけでは、単独の知識なので忘れやすくなります。
記憶力を高めるためには、由来・理由を調べることがコツです。

喜怒哀楽が伴ったことは、強く記憶に残る。

喜怒哀楽が激しい人は、勉強ができる人です。
喜怒哀楽を感じているとき、人の記憶力は何倍も高くなっているからです。
それを証明できる、1つの事例を紹介します。

好きなことは、すぐ覚えられる。

記憶力を高めるために、単純な方法があります。
好きなことをすることです。
あなたが好きなことをするときには、すぐ覚えられるはずです。

勉強ができる人のノートほど、字が汚い。

私が学生時代、勉強ができる小笠原さんという友人がいました。
勉強ができると聞けば、ノートはきれいに書かれているのかと連想します。
しかし、実際、小笠原さんのノートの字は、驚くほど汚いものでした。

記憶力を高めるために、ノートはとらず、復習範囲を絞る。

記憶力を高めるための、意外な方法を、1つご紹介します。
ノートを取らないことです。
ノートを取らない代わりに、教科書1冊に絞って、勉強を進めます。

他人を蹴落とす人は、自分が蹴落とされる。
他人の幸せを喜ぶ人は、自分が幸せになれる。

成績のいい友人を羨ましがり、成績が悪くなるよう、邪魔をしようとする人がいました。
自分より成績がいいので、しゃくに障るのでしょう。
成績の善しあしで順番が決まってしまうのは、人としての価値を決めているようです。

覚えようと意識しないと、覚えられない。

何かを覚えるためには「覚えよう!」と強く意識することが大切です。
当然のことですが、いま一度、この基本を振り返ってみましょう。
意識することなく、ただ教科書の文字を棒読みしているだけでは、なかなか頭に入ってきません。

耳の記憶は、目の記憶より強い。

「この子、目つきが悪いですね」
私は小学生のころ、先生が何気ない一言が心に突き刺さり、今でも忘れられません。
一方、嬉しい言葉が耳に残っていることもあります。

類義語・対義語・関連用語は、覚えやすい。

あなたが英語の勉強で「love」という英単語を辞書で引いたとします。
親切な辞書なら「love」の類義語や対義語、そのほか関連する単語も載っています。
関連する単語なら「like」「affection」などがあげられます。

記憶力は、朝食後に高まる。

1日24時間とはいえ「記憶力が高まる時間帯」と「記憶力が弱くなる時間帯」があります。
記憶力が最もよくなる時間帯は、朝食後です。
理由は、ブドウ糖が関係します。

勉強とは「頑張るもの」ではなく「楽しむもの」。

私がアメリカに留学していたころ、日本とは異なった文化の違いを、いくつも目にしました。
特に印象的だったことの1つに「勉強するとき、先生が生徒にかける言葉の違い」がありました。
日本では、先生が生徒に勉強をすすめるときには「頑張れ!」と言います。

成績がいい人ほど、魚が好きな人が多い。

「成績がいい人ほど、魚が好きな人が多い」という研究結果があります。
その理由を調べてみたところ、魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)が関係しているとのことです。
このDHAは脳神経細胞の情報伝達が活発になり、脳の働きがよくなる物質として注目されています。

ガムを噛むと、眠気が吹き飛ぶ。

野球選手がよくガムを噛みながら、プレーしているところを見たことがありますか。
ガムを噛んでいるとはいえ、サボっているわけではありません。
集中するために、ガムを噛んでいます。

寝る前に覚えたことは、記憶に残りやすい。

寝る前に勉強すると、勉強したことが頭に残りやすいと言われます。
これは「記憶の衝突」に関係しています。
睡眠中は新しいインプットがないので、すでに入っている記憶同士が衝突することはありません。

他人が引いた下線より、自分で引いた下線のほうが、記憶に残りやすい。

参考書には、初めから重要な部分に下線を引いている、親切丁寧な本があります。
参考書というくらいですから、重要な部分には最初から下線を引くことくらいのケアは当たり前といっても過言ではないでしょう。
私も何度も経験がありますが、初めから下線が引かれている部分は、なぜか頭に入りにくいです。

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