「構想3年もかけた作品」という言葉を耳にします。
構想に3年も時間をかけるのは、今の世の中、時代遅れです。
ゆっくり構想に時間をかけている間に、時代は変わってしまいます。
昔のように変化がゆっくりした時代なら、まだ通用しました。
現在は、IT、パソコン、インターネットが進化を遂げ、スピードのある時代です。
1年も経てば、時代が大きく変化している現代では、構想3年は通用しません。
今は、スピードで勝負する時代です。
「構想は3分」でかまいません。
「年」ではなく「分」です。
さっとアイデアを作り、さっと形にします。
ダメだったら、すぐ不採用にして、また次のアイデアを作り、さっと形にします。
落ち込む暇なんてありません。
落ち込む暇があったら、次の構想を練る時代です。
そういうスピードと大量生産の時代です。
私が本を書くときには「どのような本を書こうか」とあまり考えません。
テーマも内容も、即興です。
今書いているこの文章も、さっき思いつきました。
今日書こうと思ったものは、今日考え始めます。
考えても3分です。
ぱっと思いついたものから書き始めて、思いついたアイデアを、さらに次のアイデアへつなげます。
当たれば、それでいいと思います。
人気がなくても、大して気にしません。
気にする暇があったら、また次の作品を書いてしまいます。
時代はスピードへ向かって進化しているのに、自分だけゆっくりでは置いていかれてしまうのです。