勉強は、簡単な問題から始めて、勢いをつけることです。
もし、初めから難しい問題に挑戦すると、挫折しやすくなります。
勉強するときに、小さな字がぎっしり詰まった300ページもある本を、かっこつけて無理やり選ぶ必要はありません。
大人が、子どもの読むような本を手にしてレジへ向かうのはかっこ悪いと思う必要はありません。
字が大きくて、わかりやすく、ページが少ない本を選んでいい。
小学生が読むような本でもかまいません。
時には、漫画でもいいでしょう。
自分のレベルに合ったことから始めて、ゆっくり着実に力をつけましょう。
私が初めて歴史の勉強をしたときには、漫画から始めました。
ページも少なくて字が大きいのですが、面白くてすぐ理解できました。
確実に理解が進む部分から学び始め、初歩的な知識と理解が身についてから、だんだん難しい本へと挑戦していけばいい。
この小さなレベルアップを積み重ねていけば、いつの間にか成長しています。
もちろん誤解してほしくないのは、小さな字でたくさんページのある本を否定しているわけではありません。
字が小さくてページ数が多くても、良書はたくさんあります。
ただ、初心者には敷居が高すぎるので、まずできることから始めて、確実に力をつけることです。
いきなり100キロのバーベルを使った練習がよいか悪いかは、人によります。
すでに十分な力をつけている人は、100キロのバーベルが適切です。
しかし、初心者なら、100キロのバーベルを持ち上げようとすると、体を壊してしまいます。
トレーニングの順番を間違えると体を壊してしまうように、勉強でも学ぶ順番を間違えると、挫折して勉強嫌いになります。
初心者は、たった3キロのバーベルから始めることです。
軽いからかっこ悪いと思う必要はまったくありません。
字が大きくてページの少ない本から選び、ゆっくり着実にレベルアップしていけばいいのです。