音読をすると、脳の活動が活発になります。
普段私たちが教科書を読むときには、声を出さないで、黙々と読みます。
黙読のほうが読むスピードが速く、周りの人の迷惑にもならないため、好む人が多いです。
しかし「脳の活性化」という観点から見ると、効率が悪いです。
黙読は視覚しか刺激しないからです。
目からの情報だけですから、脳への刺激も小さく、記憶にも残りにくくなります。
覚えにくく忘れやすくなります。
そういうときこそ「音読」です。
原始的ですが、これほど効果的な勉強法はありません。
音読をすると、読むスピードが遅くなります。
声を出すため場所によっては、周りの人たちに迷惑をかけてしまいます。
しかし、音読は脳を幅広く刺激するため、記憶力が劇的に向上します。
目で得た情報を脳で理解し、理解してから口を動かして音読します。
音読した声を耳で聞き、また脳が理解します。
目からの刺激だけでなく、口の筋肉を動かし、耳で聞きますから、音読をしたほうがより多くの刺激を脳に送れます。
脳は活性化されて、記憶力が向上するのです。
私は記憶力が悪いんですという人に限って、勉強するときには「黙読」です。
頭が悪いのではなく、勉強法が悪いだけです。
黙読ほど、効率の悪い勉強法はありません。
音読するかしないかで、試験の合否を分けるポイントといっても過言ではないのです。