執筆者:水口貴博

自己管理能力を高める30の方法

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人との衝突は、譲ることを忘れている証拠。

人との衝突は、譲ることを忘れている証拠。 | 自己管理能力を高める30の方法

狭い道で車の運転をしていると、向こうからも車がやってくることがあります。

1台が通るには問題ないが、2台の車がすれ違うほどのスペースはない道です。

こういうときには、どちらかの車がバックをして、道を譲らなければなりません。

もちろんどちらの車も早く先に進みたいことでしょう。

しかし、1台しか通れないような道で、車がすれ違おうとするのは無理があります。

単純な話ですね。

車の運転では間違えませんが、人生という道では、うっかり忘れている人が多いのです。

人とぶつかるというのは、1台しか通れない道を、すれ違って進もうとしている車の状態と同じです。

そもそも1台しか通れるスペースがないのですから、ぶつかるのは当然です。

衝突は「譲ることを忘れたとき」に発生します。

初めから「ここは2人分が通れるスペースはないな。私が道を譲ろう」と思えば、こういうことにはならないはずです。

面倒かもしれませんが、自分が譲る側になるほうがいいのです。

結果として、衝突がなくなり、いらいらが減り、時間の節約にもなります。

どうすればいいのかわからなければ、ひとまず「譲る」という行為に出れば間違いありません。

「譲る」という行為は、衝突をなくす心の習慣です。

狭い道を無理して進もうとするから、途方に暮れるのです。

進めなくて困ったときには、相手にけしかけるのではなく、譲るのです。

譲れば、道ができます。

すると、前へと進めるようになります。

壁に当たったときというのは、あなたが譲ることを忘れている証拠なのです。

譲ることを忘れているから、進めないだけです。

自己管理能力を高める方法(4)
  • ぶつかりそうになったら、譲る。
スケジュールを書くと、やらなければいけないことが具体的にわかる。

自己管理能力を高める30の方法

  1. 「車の運転免許」の前に「心の運転免許」を取得しよう。
  2. すべて自分に問題がある。
  3. 鏡を見れば、自分の顔が見える。
    失敗を見れば、自分の心が見える。
  4. 人との衝突は、譲ることを忘れている証拠。
  5. スケジュールを書くと、やらなければいけないことが具体的にわかる。
  6. みんなの前で宣言すると、底力が湧き出てくる。
  7. 充電もしないで、携帯は動かない。
    睡眠も取らないで、人間は動かない。
  8. スケジュール変更は、前倒しが基本。
  9. 土は親であり、根っこは親子関係である。
  10. 死ぬことに比べたら、自分の抱えている問題は、すべて大したことはない。
  11. 忘れることのない生理現象に、忘れやすいことをリンクさせよう。
  12. 体調が悪くなったら、栄養ドリンクより、水を飲む。
  13. 自分にご褒美を用意して、一生懸命になってみる。
  14. 切り捨てることで、切り開ける可能性がある。
  15. 管理する力とは、愛の力である。
  16. 機械の冷たさが、時に温かい助けになることがある。
  17. 人を管理しようという行動は、自分を管理しようという行動に結びつく。
  18. 気分転換のポイントは、浮気をしないこと。
  19. 落ち込むときには、ありのまま落ち込む。
    泣くときには、しっかり泣く。
  20. 忙しいときこそ、一息入れる。
  21. 「自分は大丈夫だ」と思っている人ほど、大丈夫ではない。
  22. 人生、暇なし!
  23. 偉大なるリズムの上に、私たちは成り立っている。
  24. 1つの問題は、1つではない。
  25. 遅すぎるくらいなら、早すぎるほうがいい。
  26. 熱くないことは、熱いことに関連づけよう。
  27. 単調な作業は、小さな違いを作る工夫をしよう。
  28. 勉強は「場所」より「ハート」のほうが大切。
  29. 自分の体力を管理するために、休憩の時間を積極的に作る。
  30. 批判は、実はありがたい助言であることに気づく。

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