相手に与えるものは、目に見えるものだけではありません。
プレゼントを「物」という視点から考えるのではなく「精神」という視点から考えてみましょう。
元気というプレゼントは、目には見えませんが、きちんと相手に与えることができるプレゼントです。
空気のように目には見えませんが、あるのです。
物というプレゼントは、もらいすぎると部屋のスペースを取られます。
プレゼントされたものは、気持ちがこもっているだけに、捨てにくくて処分にも困ります。
しかし、元気というプレゼントは、もらいすぎても部屋のスペースをまったく取られることはありません。
それどころか、部屋のスペースではなく、心のスペースが広くなり、余裕が出てくるようになります。
落ち込んでいるときに、励ましてくれると元気になります。
面白い話をしてくれると、笑って元気になります。
泣いているときに、そばにいてくれるだけで、元気になります。
失敗談は面白くて、聞くだけで元気になる話です。
元気は、相手の負担になるどころか、むしろ心を軽くさせる素晴らしいプレゼントなのです。
相手を元気にさせるのは、なかなか難しい。
高い商品はお金さえあれば、すぐ購入できて、贈ることができます。
しかし、元気を贈るためには、気持ちと時間が必要です。
その気持ちと時間が、相手を元気にさせるのです。
究極のプレゼントは、精神的なレベルになるのです。