セミナーに参加して大喜びの人がいます。
「本人と会えました!」
「直接話を聞けてくことができました!」
「会場の熱気がすごくて盛り上がっていました!」
セミナーに参加することができて、有名講師と会い、たくさんのパワーをもらったとのこと。
本人は目をきらきら輝かせて、ご満悦の様子です。
しっかり勉強ができ、やる気をもらい、その後の人生も変わったに違いありません。
気になってその後を聞いてみると、拍子抜けです。
何も変わっていないのです。
セミナーに出席しただけで終わっています。
やる気や元気をもらっただけで、そこから何か具体的なアクションがありません。
セミナーに参加して気分が高揚しても、次の日には普通に戻っています。
残念ですが、そういう人は「ライブ感」が欲しいだけです。
セミナーでわっと盛り上がって気分が高揚しますが、それだけです。
セミナーで講師本人と会えたり直接話が聞けたりして盛り上がりますが、セミナーが終わると、普段の自分に元通り。
セミナーに参加すれば、自然と勉強できて、勝手に成長できて、自動的に人生が良くなっていくと思っています。
それは誤解です。
どれだけセミナーに参加したところで、具体的なアクションがなければ、ゼロです。
肝心の行動が伴っていなければ、現実は変わらないのです。
セミナーに参加するなら、目的を明確にすることです。
ライブ感が味わいたいだけのセミナー参加は、自分のためになりません。
時間とお金の無駄です。
思い出を作るくらいにはなりますが、それだけです。
セミナーは、勉強しに行くところです。
セミナーに参加するなら、講師が本を出版していないかチェックしてみてください。
講師が本を出版しているなら、セミナーのプログラム内容と見比べてみる必要があります。
セミナーでしか話さないことや対面限定の特別プログラムがあれば別ですが、そうでなければ要注意です。
実際のところ「本に書いていることをセミナーで話しているだけ」ということが少なくありません。
それなら本で十分です。
わざわざ時間とお金をかけてセミナーに参加する必要はありません。
本で学んだほうが効率的で安上がりです。
セミナー講師が本を出版しているなら、そちらで勉強したほうが効率的ということがあります。
本であれば、好きなときに好きな場所で学べます。
繰り返し読んだり、途中で後ろに戻って読むこともでき、利便性に優れています。
セミナーはあくまで勉強しに行くところですから、そこを忘れないでください。
ライブ感が味わいたいだけのセミナー参加なら、行かないほうがましです。
その講師が出版している本で学べば十分、十二分なのです。