お金をかけると、真剣さが生まれます。
たとえば、本です。
他人から借りた本と、自分のお金で買った本とでは、同じ読書でも吸収力が違います。
やはり自分のお金で買った本のほうが、経済的な痛みが伴っているので、本気になれます。
「苦労して稼いだお金で買ったのだから、しっかり吸収するぞ」
気合が入り、頭の回転が速くなるのです。
セミナーにも同じことがいえます。
無料セミナーより有料セミナーのほうが、講師の話をしっかり聞けるでしょう。
「講師の話をすべて聞き取って、必ず有意義な時間にするぞ」
お金を払っている感覚があると、熱意と意欲がますます高まるのです。
もっと真剣に習い事をしたければ、教室にお金をかける。
もっと真剣な出会いをしたければ、出会いにお金をかける。
もっと真剣に人付き合いをしたければ、人間関係にもお金をかける。
お金を稼ぐのは大変です。
稼ぐのが大変なお金だからこそ、身銭を切ると、真剣な気持ちにさせます。
支払う金額が高ければ高いほど、真剣な気持ちもますます強くなります。
もっと真剣になるには、身銭を切るのが一番。
「お金がもったいない」と思うかもしれませんが、無駄ではありません。
真剣さが強くなるなら、いつもより有意義な時間が過ごせます。
「自分が払ったお金は、真剣さに変わる」と思えば、気持ちよくお金を払えるでしょう。
真剣になりたければ、その行為にお金を支払うのが一番なのです。