突然ですが、自分の顔をチェックしてみてください。
口角が下がっていませんか。
口角はいつの間にか下がりやすいところです。
口角が下がっていると、何をしていても退屈な時間に感じます。
表情筋と脳はつながっています。
口角が下がっていると、表情筋から脳に退屈の信号が送られます。
脳は「この人は今、退屈なんだな」と勘違いをして、ストレスホルモンが分泌されます。
気持ちが下へ下へと引っ張られていき、なかなか気分の調子が上がりません。
口角を下げることは、退屈のスイッチを入れることと同じです。
ゲームをしていても、口角が下がっていると、退屈に感じます。
本を読んでいても映画を見ていても、口角が下がっていると、退屈に感じます。
口角が下がっていると、何でも退屈な時間に感じてしまうのです。
退屈な時間になるだけではありません。
口角が下がっていると、不満や不機嫌の表情に見えます。
「元気がなさそう」「怒っているのかな」と思われ、人から距離を置かれたり、話しかけられにくくなったりします。
知らず知らずのうちに不満・不機嫌の印象を周りに与えてしまい、悪く誤解されることが増えます。
口角が下がっていると、いいことは1つもありません。
日頃から口角が下がらないよう注意しましょう。
さて、口角を下げないことを意識できたら、ついでにもう1つ心がけたいことがあります。
口角を上げてください。
面白いことや楽しいことがなくてもいいのです。
何でもないときこそ口角を上げたい。
微笑を浮かべるようなイメージで、アルカイックスマイルを意識しましょう。
大げさに上げる必要はなく、少し上げるだけで十分です。
すると脳は「この人は今、楽しんでいるね」と勘違いをして、ベータエンドルフィンが分泌されるようになります。
ベータエンドルフィンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、心の安定や明るく前向きな気持ちを促す作用があります。
そのため、口角を上げていると、自然と明るい気持ちになり、今を楽しめるようになるのです。
口角は、心のスイッチです。
退屈な時間にするか、楽しい時間にするかは、口角で決まるのです。