困難だから逃げるか、困難だから立ち向かうか。
ここが運命の分かれ道です。
実を言うと、困難を避けても生きていくことは可能です。
困難があるからといって、必ず立ち向かわなければいけないわけではありません。
困難を避けてもOKです。
強制力があるわけではありません。
困難を避けても、ペナルティーはありません。
誰かに叱られることなく、借金を背負うわけでもありません。
困難を避けていても、平和で幸せに生きていくことは可能です。
そういう人生もありです。
しかし、困難を避けることには「重大な損失」があります。
困難を避ける分だけ、鍛えられる経験を失うことになるのです。
楽である分だけ、頑張ったり苦しんだりすることがありません。
困難から逃げるということは、スルーで終わらせるということです。
無事無傷で済ませられる代わりに、経験もゼロということなります。
筋トレには負荷が必要であるように、人としての強さを鍛えるためにも負荷が必要です。
その負荷こそ、困難です。
強さはどこで身につくのか。
困難を乗り越えていく過程で身につきます。
困難を乗り越えるためには、普段以上に力を振り絞る必要があります。
知恵を働かせる、勇気を振り絞る、粘り強く踏ん張る。
時には恥をさらしたり涙を流したりすることもあるでしょう。
困難に立ち向かうことは、悩むこと・頑張ること・耐えることも多いですが、その分どんどん心身が鍛えられます。
大変なことが多い反面、自分の限界を突破する機会に恵まれます。
困難には、成長のタネが詰まっているのです。
困難があったとき、逃げるのも立ち向かうのも自由です。
自分が納得しているなら、どちらを選んでも正解になります。
ただし、強くなりたいなら、困難に立ち向かっていくのがベターです。
強さは、困難を乗り越えていく過程で身につきます。
困難を「トレーニング」と思えば、立ち向かう意義が生まれます。
ポジティブに捉えれば、悩むこと・頑張ること・耐えることも、楽しく取り組んでいけるでしょう。
また好きなことなら、楽しく感じるおかげで、苦労も努力も受け入れやすくなります。
困難を乗り越えてきた数が多ければ多いほど、強さも身につきます。
困難を乗り越えてきた数が、その人の強さになるのです。