困難に直面して行き詰まったとき、あなたならどうしますか。
なかなか解決策が浮かばないときは、頭を抱えてうんうんうなってしまい、思わず泣きたくなってくるものですね。
どうして良いのかわからないときは途方に暮れてしまいます。
世界から取り残されているような感覚を覚えることがあるでしょう。
自分一人で抱え込んでしまう人もいるかもしれません。
「何が何でも自分で何とかする」
「自分のことは自分で解決する」
もちろん自分で何とかする姿勢は素晴らしいですが、自分一人の知恵では限界があります。
自分一人で解決しようとする姿勢が、広い視野の妨げになっている可能性があるのです。
ここで大切なのは「人の意見を求めてみること」です。
困難に直面して行き詰まることがあれば、1人で抱え込むのではなく、人に意見を求めてみてください。
解決策が浮かばないときは、人に相談するのも1つの手です。
「こんなふうに考えているのですが、どう思いますか」
「こんなことで行き詰まっているのですが、どうすればいいでしょうか」
尊敬できる人に意見を求めてみましょう。
何も考えなしに相談するのはNGですが、じっくり考えたうえで相談すれば、親身に応えてくれるはずです。
もちろん人の言うことをうのみにするのではありません。
「参考にできるところは参考にする」という姿勢で耳を傾けましょう。
いろいろな人の意見を聞いてみると、ヒントやアイデアが得られることはよくあることです。
特に上司や先輩など、自分よりキャリアの長い人であれば、優れた知恵を持っている可能性が高くなります。
鋭い意見をいただけたり、参考になる情報を教えてもらえたりするでしょう。
「なるほど、その手があったか!」と、前途に光明を見いだせることがあります。
意見を求めるのは、仕事に関係した人ばかりではありません。
ここで大切なのは「いろいろな人の意見」という点です。
家族、恋人、ネット上など、無関係の人にも相談を持ちかけてみるといいでしょう。
もちろん個人情報・機密情報に触れないことが大前提です。
事情も何もわからない人に意見を求めたところで仕方ないと思うかもしれませんが、実際はわかりません。
事情も何もわからない人だからこそ、第三者のフラットな目線で見ることができます。
思いもよらない意見が得られ、ぱっと視界が開けることが少なくありません。
初心を思い出せたり、基本に立ち返ることができたりして、ためになることがあります。
聞くだけならただですから、勇気を出して損はありません。
思わぬ解決策や新たな道が見つかることがあるのです。