視野を広げるなら、社会科見学に出かけましょう。
たとえば、工場見学や企業見学です。
現場を見る方法としてはドキュメンタリー番組の視聴が手軽ですが、やはり直接見学するのがベストです。
直接現場を見ることができるのは大きなメリットです。
単に知ることだけでありません。
現場の雰囲気、詳しい仕組み、働く人の苦労など、新しいことに気づけます。
「なるほど、こうなっているのか!」と思うこともあれば「これはすごい!」と感動することもあるはずです。
間近で見ると、五感を通して伝わってくるものがあります。
迫力があって、心をぐっと動かされるものがあるでしょう。
時には「思っていたのとは違う!」という意外な発見もあるに違いありません。
こうした生の刺激は、ドキュメンタリー番組では得られないメリットです。
気になることがあって、そこで働いている人と接する機会があれば、ぜひ質問してみるといいでしょう。
近場に社会科見学ができるところがあれば、ぜひ足を運んでみてください。
有料施設であっても、足を運んでみる価値は大いにあります。
社会科見学といえば、工場見学や企業見学が思い浮かびますが、その限りではありません。
忘れてならないのは「裁判の傍聴」です。
テレビや映画で見かけますが、実際に足を運んだことがある人は意外と少ないのではないでしょうか。
やはり実際に裁判を傍聴してみると、法廷での具体的なやりとりがよくわかります。
被告人を中心に、裁判官・検察官・弁護士が、それぞれの立場で発言します。
張り詰めた空気が流れていたり、独特の緊張感があったり。
裁判の傍聴は、ノンフィクションです。
登場人物は、役者ではなく、すべて実在の人物であり、もちろん実名です。
法廷では「本当の言葉」で語られるので、一言一言が重く感じられ、そして考えさせられます。
裁判の傍聴は、子どもから大人までおすすめです。
裁判員裁判制度が始まってから久しく、私たちに関係がないとは言えません。
一度でも裁判の傍聴をしてみると、記憶の引き出しが豊かになるため、ニュースを見る目が今まで以上に鋭くなるでしょう。
法令順守の意識が高まったり、法律に興味を持つきっかけになったりすることもあるはずです。
どの傍聴も無料でできるので、視野を広げる社会科見学の一環として、興味があればぜひ足を運んでみると良いでしょう。