人生では「もっと早く知りたかった」と思うことがあります。
効率的な勉強法、人生を変える知恵、長年の肩こりを解消してくれるマッサージ店などなど。
こうした発見があれば、悔しい気持ちが湧き上がり、思わず叫びたくなるはずです。
「もっと早く知りたかった! 早く知っておけば、こんなに苦しまなくて済んだのに! もっと人生がうまくいっていたのに!」
しかし、悔やんだところで仕方ありません。
ここで大切なのは「少なくとも知ることができて良かった」と前向きに考えることです。
効果的な勉強法を知ることができたとします。
高校受験も大学受験もすでに終わっていて、今知ったところで無意味に思うかもしれませんが、だからといって無駄ではありません。
その勉強法は、今後の人生で役立ちます。
きちんと生かせる場があるなら、知るのが遅くなったとしても知った意味あるといえます。
人生を変える知恵も、知ることが遅くなったとしても、手遅れではありません。
まだまだ人生は長い。
知ることが遅くなった悔しさをバネにすれば、大きな飛躍を期待できます。
これからの人生で最大限に生かしていけば、これまでのマイナスを補え、むしろプラスに転じていけるでしょう。
長年の肩こりを治してくれるマッサージ店があるとします。
「もっと早く知っておけば、こんなに苦しまなくて良かったのに」と思うところですが、大切なのはこれからです。
今知ることができたおかげ、今後は苦しみから解放された人生を送れます。
今まではつらい肩こりに悩まされていても、肩こりの悩みから解放され、充実した生活を実現できるでしょう。
一番大切なのは「知ることができただけ幸い」ということです。
アクションを起こさなければ、もっと知るのが遅くなっていたかもしれません。
10年後や20年後に知っていたかもしれません。
一生知らないままでいた可能性もあります。
知らないままでいる幸せもありますが、有益なことは、自分のためにも今後のためにも知っておくのが得策です。
「知ることができただけ幸い」と考え、これからの人生を大切にしましょう。
少し知るのが遅くなったとしても、前向きに捉えてください。
むしろ「今知ることができたのはベストタイミング」と考えましょう。
そう思えない現実があったとしても、時間の流れは不可逆ですから、前向きに捉えるのが健全です。
じっくり過去を振り返ってみると、知るのが遅くなったおかげでプラスにつながったところがあるのではないでしょうか。
「そのとき知らなかったおかげで、今の人生がある。今の素晴らしい自分が存在する」と言えることがあるはずです。
「今知ることができたのはベストタイミング」と考えれば「これで良かった」と思えるようになります。
心の折り合いがつき、生きる力が湧いてくるのです。