「明日やろう」
そう思うことがあったら、次の言葉に言い換えてください。
「今日やろう」と。
なぜ明日なのでしょうか。
なぜわざわざ明日まで待つのでしょうか。
もちろん理由があるのならいいのです。
「すでにお店が閉まっている」「今日はほかにやることがある」などの理由があるなら、明日まで待つのもわかります。
事情があって、今日やるのは難しいときがあるものです。
タイミングが悪いということもあるでしょう。
今日が難しいなら、明日まで待つしかありません。
しかし、特に事情があるわけでもなく、何となく明日やってみようと思っているなら要注意です。
たいていは「切りがいいから明日やってみよう」と思っているだけです。
今日今すぐ始めるのは急な感じがあって抵抗を感じる人もいるでしょう。
日付が変わってから取り組むほうが切りが良くて、スムーズにいくような気がするもの。
ここが運命の分かれ道です。
それは本当に明日でなければいけないのでしょうか。
あらためて考えてみると、わざわざ明日まで待つ必要はないケースもあるはずです。
心の習慣でそうしているにすぎません。
明日やってみようと思うことで、実際は今日できることもあるはずです。
今日やれるなら、わざわざ明日まで待つ必要はありません。
明日まで待っていると、それだけスタートが遅れます。
明日になっていると、事情が変わっているかもしれません。
今日やれることなら今日やってしまったほうが早いのです。
「善は急げ」です。
スタートは早いに越したことはありません。
チャンスは、早いほうがつかみやすくなります。
お店のセールもチケットの予約も、早いほうが良いものをゲットしやすくなります。
早いほうがスムーズにいくこともあります。
印刷しなければいけない資料があるとき「別に今日印刷しなくてもいいか。明日の朝でも間に合うよね」と思って自宅に帰ります。
翌日になって「さあ印刷するぞ」と思ったら、コピー機が故障していて、印刷ができなくなっていることがあります。
1日の違いで、天国と地獄の差です。
社会人が経験する「仕事あるある」です。
「こんなことなら昨日のうちにやっておくんだった」と悔やむのです。
だからこそ明日やってみようと思うことは、今日やってみるのが得策です。
何でも早いに越したことはないのです。
「明日やろう」を「今日やろう」に言い換えて、実行すると、よりよい未来が待っているのです。