「興味がある」と「やる気がある」は別物です。
興味があるからやる気があるとは限りません。
興味があっても、やる気がないときもあります。
「興味があるけどちょっと……」で終わることが多いもの。
何となくだるかったり、面倒な気持ちのほうが勝ったりして、見送ることとなるのです。
しかし「興味がある」なら、やる気がなくても、ぜひやってみてください。
最初はやる気がなくても、しばらくすると、必ずやる気が出ます。
動き始めると、自然とやる気が出るのです。
理由は2つあります。
1つ目の理由は「動けばやる気が出る」というメカニズムが働くからです。
最初はやる気がなくても、動き始めると自然とやる気が出る仕組みが備わっています。
これを「作業興奮の原理」といいます。
体を動かすと、運動神経を通して脳の「側坐核」というところが刺激されます。
即座核が活性化されると、意欲を引き起こすドーパミンという物質が分泌され、結果としてやる気が湧いてくるのです。
これは単純で簡単な作業であっても有効です。
人間には、やる気発生の面白いメカニズムがあるのです。
2つ目の理由は、もともと興味があるからです。
実際に調べたり取り組んだりしていると、ますます興味が刺激されます。
「これは何だろう? これはどうするのだろう? もっと知りたい! もっとやってみたい!」となり、わくわくしてきます。
実際に動いてみると、もともとある興味がどんどん刺激されるので、行動に拍車がかかるのです。
この2つの相乗効果によって、爆発的な行動力が生み出されます。
興味があるなら、やる気はなくても、とりあえずやってみましょう。
具体的にアクションを起こすのです。
重い腰を上げるときだけ最初の一歩だけ少し大変かもしれませんが、そこだけ何とか頑張ってください。
ぴしっと自分に鞭を打つのです。
一番大変なのは最初だけ。
動き始めれば、自然とエンジンがかかります。
動けば動くほどやる気が出てきて、勢いも生まれます。
調子が出たら、後は波に乗って前に進むだけ。
気づいたら、無我夢中になって取り組んでいるのです。