迷うことや困ったことがあったとき、あなたが意見を求めるのはどんな人でしょうか。
やはり自分より経験が深い人ではないでしょうか。
上司や先輩など、自分より経験が豊富でキャリアの長い人であれば、詳しい事情をよく知っています。
自分が知らないことまで知っている可能性が高く、役立つアドバイスを提示してくれることが期待できるでしょう。
もちろん経験の深い人に意見を求めるのもいいですが、そればかりでは偏りが生まれます。
時には趣向を変えて、まったく逆の人にも声をかけてみてください。
すなわち「経験の浅い人」「経験ゼロの人」です。
「意味がない」「参考にならない」「聞く価値はない」など思うかもしれませんが、実際はわかりません。
経験が浅いからこそ、素直な意見やストレートな意見が聞ける可能性があります。
先入観や固定観念にとらわれない意見が出てくるかもしれません。
問題解決には柔軟な思考が大切ですが、意見を求める人の選び方にも柔軟な思考が大切です。
見過ごしていたことや当たり前すぎて見落としていたことに気づける可能性があります。
「なるほど」とうなるような意見が聞けるかもしれません。
答えが得られなくても、ヒントが得られる可能性はあるでしょう。
時には経験ゼロの人に意見を求めることも悪くありません。
完全に未経験の人は、事情や内容が1つも知らず、真っ白の状態です。
前提も何も知らないからこそ、初心や基本に返った意見をもらえる可能性があります。
非常識・非現実な意見が返ってくるかもしれませんが、それはそれで参考の価値があるでしょう。
ユニークな意見となり、アイデア発想に役立つかもしれません。
無意味・無価値と決めつけるのではなく、一度耳を傾けてみる必要はあるでしょう。
問題解決の糸口が見えてくるに違いありません。