初心に返るためにまず必要なことがあります。
「時間」です。
時間が切迫している中で初心に返るのは難しいでしょう。
忙しくばたばた余裕がない中で初心に返ることも不可能ではありませんが、大変困難です。
時間の余裕がないと心にも余裕がなくなり、なかなかスムーズにできません。
初心を思い出すのは、昔を思い出すこと。
アルバムを開いて写真を眺めるにも、昔使っていたものを取り出すにも、時間を作って心の余裕を作ることが欠かせません。
初心に返るには冷静な思考も必要になるため、なおさら時間が重要です。
考えてみれば当たり前のことですが、見落としていることが少なくありません。
初心に返るなら、まず時間の確保から始めましょう。
時間は、あればあるほどいい。
必要な時間は人によって異なりますが、最低でも10分はほしいところです。
1時間の確保は難しくても、10分くらいならできるはずです。
失った志や情熱を取り戻すのは、たった10分でできます。
もちろんたっぷりあればあるほどベターです。
30分でも1時間でもいいので、できるだけ時間を確保しましょう。
忙しい状況かもしれませんが、段取りを工夫したりスケジュールを調整したりなどして、少しでも時間を捻出しましょう。
大切なのは、時間の確保だけではありません。
時間の「質」にも注目してください。
できれば「誰かといる時間」より「1人の時間」をおすすめします。
目の前に知り合いがいると気を取られます。
初心に返るには冷静な思考が必要であるため、1人でいるほうが静かに自分と向き合え、じっくり集中できるでしょう。
カフェやレストランのように周りに人がいる環境でも、実際は自分一人になっているならOKです。
また「細切れの時間」ではなく「まとまった時間」であることもポイントです。
いくら時間があるとはいえ、たびたび中断があると集中できません。
初心を思い出すには集中が大切であり、集中にはまとまった時間が欠かせません。
まとまった時間があってこそ、高い集中力を発揮することができ、心の奥底に埋もれている記憶を引き出せます。
初心に返る際は、途中で邪魔が入らないような環境を意識しましょう。
できるだけ落ち着いたリラックスした時間がいいでしょう。
たとえば、カフェでまったりしながら昔を思い出すのもいいでしょう。
場所はどこでもいいのですが、時間にはこだわってください。
以下、3つの条件をそろえましょう。
初心に返るための大切な下準備は「時間」なのです。