執筆者:水口貴博

初心に返る30の方法

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仕事のフォームは、知らず知らずのうちに崩れる。

仕事のフォームは、知らず知らずのうちに崩れる。 | 初心に返る30の方法

私たちは、仕事のフォームに沿って仕事をしています。

マラソンでは、体の姿勢や手の振り方といった一定のフォームがあります。

フォームが整っているからこそスムーズに走れ、最高のパフォーマンスを発揮できますが、これは仕事でも同じです。

仕事を繰り返していくうちに自分なりの仕事のフォームが出来上がります。

  • ビジネス文書の作成方法
  • 計画を立てるときの取り組み方
  • プレゼン資料を作るときの進め方
  • プログラムに直すときの段取り
  • 上司に声をかけるときのタイミング
  • 送られてきたデータのチェック方法
  • トラブルが起こったときの解決手順

仕事のフォームが整っていると、スムーズに仕事を進めていけます。

パワーやスピードも出て、最高のパフォーマンスを発揮できます。

きっとあなたも自分なりの仕事のフォームがあって、日頃から心がけているに違いありません。

ところが仕事のフォームは、いつも一定に維持できるとは限らず、だんだん崩れることがあります。

たとえば、忙しいときや疲れているときです。

心や体に余裕がなくなると、ぼうっとしたり疲れがたまったりします。

頭や体の動きが悪くなると、仕事のフォームも崩れてきます。

これは無意識のうちに起こります。

自分は普段どおりのつもりでも、気づかないうちに仕事のフォームが崩れていくことがあるのです。

こうなると黄色信号です。

仕事のフォームが崩れるといつもの調子が出ません。

思うようにパフォーマンスが発揮できなくなります。

だんだん段取りが悪くなり、少しずつ体の動きが鈍くなります。

ミスが発生しやすく危険な状態です。

気づけば、仕事のパフォーマンスが低下した状態になっているのです。

ときどき仕事のフォームをチェックする

大切なことは「定期的な仕事のフォームチェック」です。

ときどき自分を振り返って、仕事のフォームが崩れていないかチェックしてください。

たとえば、トイレ休憩やコーヒーブレイクの際、自分の仕事のフォームを振り返るといいでしょう。

ときどき軽いストレッチ体操をして、そのときに自分のフォームを振り返るのもアイデアです。

「ちょっと姿勢が悪くなっている」

「少し仕事の進め方が悪くなっている」

「いつの間にか普段と違った段取りになっている」

仕事のフォームの変調に気づいたら、すぐ立て直しましょう。

パフォーマンスの低下の防止だけでなく、ミスやトラブルの防止にもつながります。

初心に返る方法(14)
  • ときどき仕事のフォームをチェックする。
稼いでいたころと比較するから、落ち込む。
経済力ゼロのころと比較すれば、落ち込まない。

初心に返る30の方法

  1. 誰でも初心に返ることができる。
  2. 初心に返る第一歩は「気づくこと」から始まる。
  3. 初心に返るための大切な下準備は「時間」。
  4. 初期に使っていたものを取り出そう。
  5. 初心に返るためには「意識的な努力」が必要。
  6. 写真とは、記憶の引き出しを開ける鍵。
    当時の写真を振り返ると、初心に返ることができる。
  7. 卒業アルバムを眺めると、初心に返ることができる。
  8. もらった贈り物のお返しを、忘れていませんか。
  9. 切羽詰まった状況のときは、焦って行動するのではなく、まず落ち着く。
  10. ブランコは、大人が童心を思い出すための遊具。
  11. 暗い人は「減点法」で生きている。
    明るい人は「加点法」で生きている。
  12. 初心者は、初心を思い出させてくれる先生。
  13. 明るい話し方をすると、普通のネタも面白く聞こえてくる。
  14. 仕事のフォームは、知らず知らずのうちに崩れる。
  15. 稼いでいたころと比較するから、落ち込む。
    経済力ゼロのころと比較すれば、落ち込まない。
  16. 人は、生きているうちに生まれ変われる。
  17. あなたはいつの間にか、人に影響を与えている。
  18. 相手の話をたっぷり聞くことも、愛情表現の1つ。
  19. 自分の顔を3分間じっと見つめてみよう。
    いつもと違った顔に見えてくる。
  20. 軽々しく人におすすめを聞かない。
    自分で探して選ぶことも、勉強の1つ。
  21. 共感したときは、きちんと本人に共感したことを伝えよう。
  22. どれだけ都会でも、必ず自然がある。
  23. 相手が話したいテーマは、宝探しの感覚で、楽しく探す。
  24. 前から一度やってみたかったことを、これ以上先延ばしにしない。
  25. 「ありがたい」が口癖の人に、悪い人はいない。
  26. 昔住んでいたアパートを見に行くと、初心に返ることができる。
  27. 体験は、しっかり記憶に残る。
    感情が伴った体験は、もっと記憶に残る。
  28. 新しい発見は「家電製品の説明書」にある。
  29. 自分より経験が浅い人に意見を求めよう。
    経験ゼロの人に意見を求めることも悪くない。
  30. 本当にやりたいことなら「やる、やらない」の相談は必要ないはずだ。

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