人生とは、1日の積み重ねです。
80年生きるとすれば、およそ30000日です。
90年生きるとすれば、およそ33000日です。
100年生きるとすれば、およそ36500日です。
「人生」と聞くと、途方もなく長い期間に思えますが、結局のところ1日を繰り返しているにすぎません。
毎日1日が繰り返され、積み重ねられ、人生という名の物語を形成しています。
そしてあなたは今、人生の主人公として毎日を生きています。
1日1日を大事に生きてください。
叶えたい夢があるなら、夢につながる1日を積み重ねていきましょう。
後悔のない人生にしたいなら、後悔のない1日を積み重ねていきましょう。
素晴らしい人生にしたいなら、素晴らしい1日を積み重ねていきましょう。
遠回りをすることもあっても、それが夢につながる道なら胸を張って歩んでください。
時にはつまずいて転ぶこともありますが、また立ち上がって歩み始めればいいことです。
「時間がかかる」ではなく「時間をかけている」と思えば、少々つまずくことがあっても希望が持てて強く生きられます。
素晴らしい人生にしたいなら、まず今日を一生懸命生きてください。
今日という1日は人生の縮図です。
つまり、今日は人生そのものです。
「今日という1日は人生の縮図」とわかったとき、ふと頭に浮かぶことがあります。
「そうか! 今日という1日は人生の縮図なら、毎日全力で生きればいい。毎日100パーセント出し切ればいい」
毎日全力を心がけたいと思うところですが、ここに落とし穴があります。
短距離走をイメージしてください。
全力で生きると、短距離走のようにすぐ息切れを起こしばててしまいます。
パワーもスピードも出ますが、残念ながら長く続くことはなく、燃え尽きるのは時間の問題です。
人生は、今日1日で終わりではありません。
明日もあさってもしあさっても、死ぬまで延々と繰り返されるのですから、長期的に考えることが大切です。
理想としては毎日全力といきたいところですが、現実的ではありません。
マラソンと同じように「ペース配分」を考えることです。
長い人生を生きていくなら「全力を尽くす」より「最善を尽くす」のほうが適切です。
今日はどんな1日を過ごしているでしょうか。
だらだら過ごした怠慢の1日でしょうか。
最善を尽くした一生懸命の1日でしょうか。
どんな過ごし方も自由ですが、今日という1日は人生の縮図であることだけは忘れないでください。
1日を一生懸命生きる人は、素晴らしい人生を実現できます。