リフレッシュとして「般若心経の写経」はいかがでしょうか。
般若心経とは、膨大な般若経の内容を簡潔に276文字で表した経典です。
法事や葬式の際、お坊さんが般若心経を読み上げるのを聞いたことがあるでしょう。
般若心経は一つ一つの文字が仏様の教えです。
たった276文字ですが、無駄な文字は1文字もありません。
仏様の教えのエッセンスがぎゅっと詰まっています。
子どものころは意味がわからなくても、大人になって仏教の理解が深まると、いかに素晴らしい言葉であるか痛感します。
般若心経を聞いて眠気を覚えるのは、仏様の教えに触れる安心感のせいかもしれません。
感謝の気持ちを込めながら、1文字ずつ丁寧に書いていきましょう。
般若心経を静かに書いていくと、仏様の教えが自分の中に入っていくようで心が洗われるような感覚を覚えるでしょう。
筆記用具は筆や筆ペンを使って、1文字ずつ丁寧に書いていきましょう。
ボールペンでもいいのですが、筆のほうが毛先が柔らかくて書き心地が良いため、心を穏やかな気持ちにさせてくれます。
筆や筆ペンを使うと、より雰囲気が増してきれいに仕上がるでしょう。
全文の写経には、30分~1時間ほどかかります。
まとまった時間は必要ですが、心が浄化される時間になるのは間違いありません。
般若心経の写経用紙は書店に行けば置いてあるので、1冊買っておくといいでしょう。
ネットには写経用紙のデータもあるので、それを印刷して活用するのも1つの方法です。
さて、ここで組み合わせアイデアです。
般若心経の写経が終わったら、それを読み上げましょう。
ぼそぼそした声ではなく、はきはきした声で読み上げます。
噛んでしまったり読み間違えたりすることもありますが、気にせず、どんどん読み上げていきましょう。
ゆっくり読み上げても5分で完了するでしょう。
息継ぎはどこでしてもOKです。
できるだけ素早く息継ぎをして、読み上げの流れを止めないようにしていきましょう。
慣れてくれば、息継ぎの回数を減らしてチャレンジしてみるのもいいでしょう。
般若心経の読み方には、独特の抑揚があります。
ネットの動画サイトには般若心経を読み上げたコンテンツがあるので、手本にしながら一緒に読み上げていくのもおすすめです。
書くことも読み上げることも心に深く響いて、神聖な時間となるでしょう。