テイクアウトのみでお店に行く人がいます。
店内で食事をするのかと思いきや、そうではありません。
お店に入るやいなやテイクアウトをお願いして、そのまま持ち帰り、自宅でいただきます。
一見すると非効率です。
「テイクアウトをするくらいならお店で食べればいいだろう」と不思議に思うところでしょう。
お店であれば、出来たてが食べられるのはもちろん、非日常感も楽しめます。
お店まで行くのが面倒なら、配送をお願いすればいいことです。
テイクアウトをすると手荷物になるので負担になります。
温かいものなら、持ち帰っているうちに冷めてしまうでしょう。
一言で言えば「無駄があって非効率なテイクアウト」です。
意外とテイクアウトのみでお店に行く人は少なくありません。
「どうしてそんな無駄なことをするのだろう?」と不思議に思う光景です。
効率が悪く合理性に欠けていると思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、ここは大切なポイントです。
効率や合理性ばかり考えないことです。
人の価値観は人それぞれです。
そうしたいときは、それでいいのです。
私たち人間は、感情の生き物です。
「とにかくテイクアウトをしたい」という気分のときがあります。
合理性に欠けているとわかっていながら、そうしたいときがあります。
テイクアウトをしたいときは、テイクアウトするのが正解です。
気分任せでいいのです。
自分のしたいようにすればいい。
手荷物は増えますが、自分がよしとしているなら正解です。
料理は少し冷めるかもしれませんが、自分が受け入れているならいいのです。
「テイクアウト」という行為を楽しみたいときもあります。
おいしい料理の入った袋を手に持っていると、お店までの行き帰りの道のりをわくわくしながら楽しめます。
考え方によっては「ちょっとした運動になる」ともいえるでしょう。
学校では寄り道で遠回りするのが楽しいように、日常でも遠回りのテイクアウトが楽しいときがあるものです。
そうしたアクションを自分が受け入れているなら、テイクアウトそのものが楽しいイベントになります。
合理性ばかり考えるテイクアウトはつまらない。
周りがなんと言おうと、自分がよしとしていれば有意義な行為になります。
非効率なテイクアウトも、食生活の醍醐味です。