人に対してはきちんと挨拶をします。
「おはようございます」
「こんにちは」
「こんばんは」
子どもでも大人でも、学生でも社会人でも、日頃からきちんと挨拶をしていることでしょう。
社会マナーの基本ですね。
挨拶は人間関係の潤滑油です。
ところが食事の場合となると、一転して事情が変わります。
食事に挨拶する人は少ない。
人には挨拶するのに、食事には挨拶をしない人が多いもの。
子どものころはきちんとできていても、大人になるにつれて習慣が薄れて、しなくなるパターンが見受けられます。
これはよくありません。
悲しいかな、人には挨拶するのに、食事には挨拶をしない人が多いのが現実です。
挨拶は「人」に対してだけするものではありません。
「食事」に対しても必要です。
対象が人と食事の違いだけであって、挨拶は大切な潤滑油であり、必要な作法です。
人に対して挨拶をしているなら、同じ調子で食事にも挨拶をしましょう。
シンプルな挨拶で十分です。
「いただきます」
「ごちそうさま」
これだけでいいのです。
「たったこれだけ?」と思いますが、一番大切なマナーです。
手を合わせて声に出して言うようにしましょう。
場所や雰囲気の都合があるなら、小声でもかまいません。
声に出して言うのが恥ずかしいなら、心の中でつぶやいてもOKです。
大切なことは「感謝の気持ちを持つこと」です。
食べることは命をいただくことですから、どんな食事でも感謝は必要です。
食に対して感謝の気持ちを持ち、敬意を払う習慣があるなら、どんな形でもかまいません。
きちんと人に挨拶ができているならあと一歩です。
挨拶の対象範囲を「人」から「食事」に拡大しましょう。
範囲を広げるだけですから簡単ですね。
普段から人に挨拶ができているなら、食事の挨拶もできるはずです。
「いただきます」「ごちそうさま」と言うことも大切な食事マナーです。
人にも食事にも挨拶できる人に、神様はほほ笑んでくれます。