おいしく食事をしたいなら、人がおいしく食べることを祈ってください。
「人がおいしく食べるのを祈ったところで自分には関係ない」
そう思うかもしれませんが、もう少し大きな心があってもいいのではないでしょうか。
優しい気持ちと寛大な心を持ってください。
自分のことをほうっておくわけではありません。
自分がおいしく食べるのはもちろんですが、相手もおいしく味わって食べてほしいことを祈りましょう。
たとえば、友人と一緒にレストランで料理を楽しむとします。
「おいしく食べてくださいね」
「おいしく味わえますように」
すると、不思議なことが起こります。
自分が食べているものまでおいしく感じるようになります。
おいしく食べてほしいと念じた気持ちが自分に跳ね返ってくるのです。
「おいしく食べてほしい」と祈ると、自分もおいしく食べることに意識が向きます。
心の中で「おいしく食べてほしい」という気持ちが「おいしく食べる」という気持ちに変換されます。
相手に向かって念じることは、自分の心の中でつぶやくことになります。
人のために祈ったことが、結果として自分に跳ね返ってくるのです。
大きな心を持って、相手がおいしく食べることを祈りましょう。
お金も時間もかかりませんから普段から心がけるようにしたい。
大げさに祈る必要はなく、心の中でちょっと念じるだけでかまいません。
大切な人と食事を楽しんでいるなら、相手がおいしく食べることを祈りましょう。
家族で食事を囲んでいるなら、みんながおいしく食べることを祈りながらいただきましょう。
「おいしいといいね」
「おいしく食べて幸せになってね」
「おいしいと喜んでくれますように」
結果として、あなたがおいしく味わえるのです。