私は今、買い物をするときには必ず1人で買いに行くようにしています。
靴1足や洋服1着を買いに行くときでも、そうです。
買い物のときには基本的に意識的に1人で行くようにして、自分の判断で買うようにしています。
昔は友人と一緒に買い物をしていましたが、友人のペースに流されて、必要のないものまで買う傾向がありました。
友人がたくさん買っている横で、私だけが何も買わないと言うわけにもいきません。
はたまた友人からの「これ、いいよね」という言葉に流され、つい必要のないものまで買ってしまっていたのです。
家に帰ってから、まったく使わないというお決まりのパターンになっていました。
あなたにも何度かあるのではないでしょうか。
買い物のときに誰かと行くと、自分の判断力が鈍くなりませんか。
特に洋服を買うときには試着をする時間や見て回る時間など、誰かと一緒にいるとどうも気になって集中できなくなります。
自分が「本当にこれを買うべきか」という判断が、誰かと一緒にいるだけで突然、鈍くなってしまうのです。
衝動買いは、案外友人の言葉によるものが大きいのです。
以前友人と一緒にCDショップへ出かけたときに「この曲、すごくいいよ」と薦めてくれる曲がありました。
嬉しそうな笑顔で薦めてくれますから、NOとは言いにくく「そうだね」と話を適当に聞いていました。
しかし、ここからが不思議なのです。
聞くうちに「そういえばいい曲にも聞こえるな」と、だんだん思い始めてしまうのです。
友人の嬉しそうな笑顔と進めてくれる言葉にその気になり、私はついにそのCDを買ってしまったことがあります。
家に帰った後、その曲を袋から開けてもう一度聴いてみると、今度は魔法の効力が消えたかのように普通の曲に戻って聞こえます。
「なぜ買ってしまったんだろう」と自分が情けなくなります。
自分が買うものであり、自分の判断で決めることなので買うものに関しては周りの言葉は気にしないことです。
買い物は1人で行くものです。
こうした失敗があり、今では買い物は1人で行くようにしています。
大切な物を買うときや高額の物を買いに行くときほど、たった1人で行くようにすることが大切なのです。