執筆者:水口貴博

気持ちを整理する30の方法

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態度は変えてもいい。しかし、性格までは変えないこと。

態度は変えてもいい。しかし、性格までは変えないこと。 | 気持ちを整理する30の方法

人によって態度がころころ変わることがあります。

自分の家族にはだらだらした態度を取ってしまいますが、初めて話す人にはぴんとした緊張気味な態度になります。

家族とは長い付き合いなのでその分お互いのことがわかり、特に気にすることもありません。

しかし、初めて話す人にはできるだけ気を使って言葉を選んだり、失礼のない態度を取ったりします。

よく態度がころころ変わる人がいますが、どちらが本物の人というのではなく、どちらも本当の自分なのです。

「慣れた人と接するときの自分」と「初めての人と話すときの自分」と言えば、わかりやすいことでしょう。

時と場合に応じて臨機応変に対応しているということであり、どちらも本当の自分であることには変わりないのです。

時と場合が変わればいくつもの自分が出てきます。

私はアメリカに留学したことがあるのですが、アメリカ人と話すときの自分は日本では出てこないキャラクターになります。

言葉にあたふたする自分になり、自分で自分のキャラクターに驚くほどです。

シチュエーションの数だけいろいろな自分があり、またどれも本当の自分であることを知っておきましょう。

仕事上で出会う人で、上司にはぺこぺこするのに、部下には突然偉そうな態度を取る人がいます。

どちらが本当のキャラクターなのかと思いますが、どちらもその人なのです。

ただし、ここで1つ知っておかないといけないポイントは「性格までは変わらない」ということです。

人によっては、それ相応の態度がありますが、性格までは変えないことです。

友人と話すときの態度や親と接するときの態度は、それぞれあっていいのですが、性格まで変わっていれば、赤信号です。

よく偉そうにしている上司には、態度だけでなく、性格まで変わってしまう人がいます。

自分より地位が高い人にはこびへつらう一方、部下には偉そうな態度になります。

これは態度だけでなく、性格まで変わっているということです。

こんな上司がなぜ嫌われてしまうのかというと、人によって態度だけでなく、性格まで変わるために嫌われてしまうのです。

親や友人と話すときだけでなく、上司や部下と話すときの態度は「性格」という軸を中心に態度を変えることです。

性格という軸がしっかりあって、それを中心とした態度が存在すると言うことなのです。

中心軸である性格までころころ変わる人は、自分を持っていない人です。

つまり人に流され、人からの評価や、人の顔色ばかりを気にする人なのです。

気持ちを整理する方法(19)
  • 態度を変えても、性格まで変えないようにする。
「してはいけないこと」ばかりを考えていると、何もできなくなってしまう。

気持ちを整理する30の方法

  1. 難しい、気持ちの整理。
  2. 体は動いても、気持ちがないと動けない。
  3. 他人の言葉はコントロールできないが、話題なら、コントロールできる。
  4. 人間関係は結婚と同じ。
    好きな人と一緒でなければ、ハッピーになれない。
  5. 人間関係は、損得で選ばない。
    一緒にいて楽しいかどうかで決めること。
  6. 元気になれるお金の使い方なら、それでいい。
  7. 自分で自分を振り返ると「発見」や「気づき」がある。
  8. 気持ちは抑えたら吐き出さないと、ストレスになる。
  9. 「絶対」と考えると、気持ちががちがちになる。
    「適当に」と考えたほうが、リラックスできる。
  10. 「不安」があるなら、なくなるまで練習をすればいい。
  11. 体を動かさない時間と動かす時間を、交互に作ろう。
  12. 評価はあって、ないようなもの。
  13. 「迷い」が生じたときは、前に出ればいいだけ。
  14. 動けば動くほど、気持ちに整理がつく。
  15. 買い物をするときには、1人で行こう。
  16. 元気の出る生き方が、一番幸せな生き方。
  17. 大事な場面には、歯を食いしばるのではなく、息を吐く。
  18. 自制心を失っている興奮状態は、時間を置けば元どおりになる。
  19. 態度は変えてもいい。
    しかし、性格までは変えないこと。
  20. 「してはいけないこと」ばかりを考えていると、何もできなくなってしまう。
  21. 忘れるほうがいい。
    忘れないと、気持ちの整理ができなくなる。
  22. 好きだからうまくなれる。
    好きだという気持ちこそが「才能」である。
  23. 「期待に応える」という束縛から、解放されよう。
  24. 悪いことより、良いことを先に考えよう。
  25. 面白くないことを、どうすれば楽しめるかと考えよう。
  26. 好きなことをやっていたほうがいい。
  27. 問題をクリアにするだけで、気持ちも一緒に整理される。
  28. 時にはきちんと涙を流す。
  29. 気持ちの整理は、1人にならないとできない。
  30. わからないことは「わからない」という答えが一番正しい。

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