出会いに緊張は必要ありません。
緊張すると、不自然になってしまい、ありのままの自分を出せなくなります。
体が震えてしまい、変な汗をかいてしまいます。
がちがちに体がこわばると、話し方がたどたどしくなったり、うまく笑顔を作れなくなったりします。
普通に呼吸をすることすらしんどくなります。
不測の事態が発生したとき、体がこわばっているため、柔軟に対応できません。
緊張が過度になると、大きなストレスに変わり、心も体も息苦しくなって疲れやすくなります。
出会いの場では、できるだけ緊張しないよう心がけることが大切です。
では、まったく緊張が必要ないかというと、そうではありません。
「緊張」は不要ですが「緊張感」は必要です。
緊張と緊張感は違います。
どちらもストレスですが、似て非なるものであり、種類が違います。
緊張は「ネガティブなストレス」であり、パフォーマンスを下げます。
緊張感は「ポジティブなストレス」であり、パフォーマンスを上げます。
同じ緊張であっても、程度によって意味も効果も変わります。
出会いに緊張感はあっていい。
むしろあったほうがいいのです。
出会いに緊張感が伴うことで、言葉遣いに注意できたり、礼儀正しく振る舞えたりします。
ぴんと背筋が伸びた状態になり、張りが生まれます。
適度にわくわくどきどきすることで、気分も盛り上がります。
面白いユーモアが浮かびやすくなり、より楽しい会話を促す効果があります。
緊張感があると、不測の事態が発生したとき、柔軟に対応できます。
また緊張感は「敬意の表現」にもなるため、出会いにふさわしいと言えます。
体に震えが出ているなら、緊張しすぎと考えていいでしょう。
緊張が強いなら、深呼吸をしたり手を洗ったりすると、気持ちが落ち着きます。
がちがちに緊張する必要はありませんが、ある程度の緊張感は出会いに有効です。
お互いに緊張感を共有すれば、初対面であっても一体感が得られ、ますます素晴らしい出会いにできます。
緊張感があることで、より素晴らしい出会いにしていけるのです。