会いたいとお願いしても、いい返事がもらえないことがあります。
相手も暇ではありません。
優秀な人ほど引っ張りだこで忙しい。
優秀な人であればあるほど、会いたいとお願いしても、基本的に断られると思ったほうがいいでしょう。
出会いを果たすために、粘る人がいます。
もちろん粘ることは大切です。
「粘る=諦めない」ということです。
夢を叶えるには諦めないことが大切であるように、会いたい人がいるなら諦めないことが大切です。
あっさり諦めていてはもったいない。
根性がありません。
無視されたり断られたりしても、簡単に諦めず、アプローチを変えてお願いするくらいの意気込みは必要でしょう。
しかし、このとき「粘る」の意味を誤解している人がいます。
「どうして会ってくれないのか」としつこく問いただす。
断られても素直に聞き入れず、自分の希望が通るまでしつこくお願いを続ける。
「会ってくれないなんてひどいです」と逆ギレする。
これはいけません。
好かれるどころか嫌われます。
完全な迷惑行為です。
相手からストーカー呼ばわりされても仕方ない状況です。
特に逆ギレは言語道断です。
相手のブラックリストに「危険人物」として載ってしまいます。
相手から完全に嫌われれば、100パーセント会うことは不可能になります。
出会いにおける「粘る」とはどういうことなのでしょうか。
出会いにおける粘り方は、少し特殊です。
しつこくお願いすることと思っている人がいますが、そうではありません。
相手の意思を尊重しつつ、チャンスを見計らうことをいうのです。
相手から断られたら素直に受け止め、いったん引き下がります。
「わかりました。大変残念です」
理由も聞きません。
食い下がることもしません。
怒ったり恨んだりもしません。
断れたらうじうじしないで、その場は潔く引き下がることです。
素直に相手の意思を尊重して、いったん引き下がるのです。
ただし、引き下がるとはいえ、完全に諦めるわけではありません。
ここがポイントです。
静かにチャンスを見計らうのです。
引き下がっている間は自分磨きに専念します。
実力を身につけ、実績を積んでいきます。
名を上げて、よい評判を広めていきます。
そうして再びチャンスが巡ってきたとき、もう一度アプローチしてみるのです。
名実ともにあなたのレベルが上がっていれば、次は快諾してくれる可能性があります。
それが最も無難なアプローチです。
1回断られたから永遠に断られるとは限らないのです。
逆に相手から「会ってください」と言われる可能性もあります。
名実ともにあなたのレベルが上がっていれば、相手から認められ、歓迎されるでしょう。
「会いたい」と言うのではなく「会いたい」と言われる人になることです。
「会いたい」と言われる人になることが、あなたにとって最も有益です。