出会ったら、注意したい話題があります。
その1つが「過去の武勇伝」です。
楽しく話を盛り上げるつもりで、過去の武勇伝を持ち出す人も多いでしょう。
たしかに武勇伝は聞き応えがあって熱い話題になるでしょう。
向上心の強い人なら、興味を持って聞けるでしょう。
中には尊敬されたい気持ちもあって持ち出す人もいるかもしれません。
過去の話とはいえ、立派な成功談です。
参考になる部分もあって、すべてが無駄とは限りません。
しかしいくら武勇伝とはいえ、安易に持ち出すのは要注意です。
自慢しているような雰囲気が出やすいからです。
武勇伝は、言い換えると、成功談です。
成功談を快く受け止めてくれる人もいますが、そうでない人もいます。
「なんだか偉そうな感じがするな」といった不快感につながると、ポイントが下がります。
初対面は、第一印象が肝心です。
初対面で武勇伝を話すと、偉そうに自慢をしている印象が強くなります。
「出会っていきなり自慢話ですか」と、あきれられるでしょう。
悪気はなくても、いつの間にか悪く思われるのは、自分にとっても不本意のはずです。
武勇伝は、あくまで過去の話です。
武勇伝を持ち出すと「今を生きていない」「意識が過去に向いている」と幻滅されることも少なくありません。
武勇伝は、本人に悪気がなくても、出会いの好印象を妨げやすいため、注意が必要なのです。
では、過去の武勇伝を出さないで、何を話せばいいのか。
おすすめなのが「最近の失敗談」です。
出会ったときは、過去の武勇伝より最近の失敗談を明るく話しましょう。
「明るく話すこと」がポイントです。
暗く話すと、まだ引きずっている様子があってよくありませんが、明るく話せば、乗り越えている様子をアピールできます。
暗く話すか明るく話すかで、悪印象・好印象が決まります。
失敗談は、人の興味を引きつける面白さがあるので、自然と盛り上がるでしょう。
最近の話題なので、今を生きていることが伝わります。
チャレンジ精神を持っていることもアピールできます。
失敗談は「自己開示」にもなるため、フレンドリーで親しみやすい雰囲気が出てきて打ち解けやすくなります。
あなたが最近の失敗談を話せば、相手も心を開いてくれるでしょう。
相手も釣られて最近の失敗談を話してくれるかもしれません。
お互いが失敗談を話せば、仲良くなれないわけがありません。
最近の失敗談を話す人が、好かれ、愛され「また会いたい」と思われるのです。