大切なことは、いい出会いがあるかどうかではありません。
積極的な姿勢があるかどうかです。
受け身のうちは、いい出会いがあっても生かせません。
すてきな人と出会っても、残念な結果で終わってしまうでしょう。
あるとき、いい出会いに恵まれたとします。
その人とは相性も価値観もぴったりで、運命を感じるとします。
ところが次のような状況があると、2人はどんな結末を迎えるでしょうか。
こうした受け身の状態が続けば、縁が切れるのは時間の問題です。
相手を放置していて、関係が深まることはありません。
だんだん相手も連絡するのが嫌になってくるでしょう。
相手は「無視されている」「自分に興味を持たれていない」と感じるでしょう。
「なぜ自分ばかり頑張っているのだろう」「自分だけ熱心になってばかみたい」と思うに違いありません。
「嫌われているのかな」「そっとさせてほしいのかな」といった誤解を与えることもあるでしょう。
遅かれ早かれ、どこかで関係が途切れ、自然消滅をします。
受け身のうちは、いい出会いがあっても生かせないのです。
多くの人が「いい出会いがあるかどうか」に関心を向けます。
もちろんいい出会いも大切ですが、それ以上に大切なことがあります。
まず自分が積極的かどうかです。
「いい出会いがあるかどうか」より「自分が積極的かどうか」に関心を向けたほうが、はるかに賢明です。
いい出会いに恵まれても、受け身で消極的な姿勢があると、台無しになってしまうからです。
たとえ運命の出会いに恵まれても、そのチャンスを生かせなくなります。
受け身の姿勢に心当たりがあるなら、さっさと卒業しましょう。
下手でも不器用でも恥をかいてもいいので、積極的にアクションを起こしていきましょう。
字が下手でもいいので、こちらから手紙を書きます。
どきどきしながらでもいいので、こちらから声をかけます。
スベってもいいので、相手を笑わせて楽しませていきます。
面倒な気持ちが出てきたら、その気持ちを振り切ることです。
時間や労力がかかることがあるなら、そうした手間暇を楽しむようにしてください。
積極的なアプローチを続けているからこそ、ますます仲良くなれます。
うまくいかないときもありますが、それでもじっとしているより、はるかに建設的です。
少なくとも未来に向かっていく姿勢なのは間違いありません。
お互いが双方に働きかける状態があってこそ、支え合ったり刺激を与え合ったりする関係を築いていけます。
関係が深まり、絆が生まれ、特別な関係に発展していくのです。