出会いといえば「出会い方」です。
運命の人と出会いたいとき、出会い方にこだわる人もいるでしょう。
「おしゃれなカフェで出会いたい」
「きれいな浜辺のビーチでナンパされたい」
「美しい夜景が広がる場所で声をかけられたい」
「旅先でロマンチックな出会いをしたい」
「美しい景色が広がる観光地で出会い、一目惚れをしたい」
こうしたロマンチックな出会い方をすると、どきっとして運命を感じます。
特別な出会い方をすれば、特別な縁を感じます。
何らかの「意味」を感じることもあるでしょう。
出会い方がロマンチックだと、相手まで魅力的に見えてくるから不思議です。
「どうせ出会うなら、すてきな出会い方をしたい」
漫画や映画であるような、ロマンチックな出会い方に憧れている人もいるのではないでしょうか。
しかし、ここに落とし穴があります。
出会い方にこだわるのはよくありません。
出会い方にこだわるのは、出会いの可能性を制限することになるからです。
出会い方がよければ、すてきな人と出会えそうに思えますが、誤った思い込みです。
出会い方がよければ、すてきな人と出会えるとは限りません。
出会い方と出会いの質は別問題です。
運命は予見できません。
いつどこでどんなふうに起きるか、まったくわかりません。
廊下で転んで助けてもらい、いい人と出会うことがあります。
街角でふいに道を聞かれ、それがきっかけで始まる人間関係もあります。
たまたま隣に座った人が、運命の出会いになることもあります。
アプリで出会った人が、運命の出会いになることもあります。
もちろん友人の紹介で、運命の人と出会うこともあります。
出会い方が平凡でも、すてきな人と出会うことは珍しくありません。
たとえ出会い方が最悪でも、素晴らしい人と出会える可能性は十分あるのです。
理想の出会い方をイメージするのはいいですが、固執しないようにしてください。
出会い方は、あくまできっかけにすぎません。
運命の出会いは、いつどこで起こるかわかりません。
出会い方にこだわると、かえって出会いを遠ざけてしまうのです。