執筆者:水口貴博

プラス思考になる30の方法

22

我慢をしていると、さらに嫌いになってしまう。

我慢をしていると、さらに嫌いになってしまう。 | プラス思考になる30の方法

どうも日本人には変な我慢癖があり、嫌なことや嫌いなことでも我慢をすることが美徳であるという考え方が根強くあります。

そのため我慢を避けることが、人間として失格であるように見られる風潮があるのです。

しかし、そんなことをしている人に限って、表情が暗く、元気がなく、いつもため息をついているのです。

自分から嫌なことや嫌いなことを我慢してまでやり続けている自分に原因があるのです。

元気がない原因は、元の気ではないからです。

しかし、そんな元の気からわざとそれさせてしまうようなことをし続けているのは、自分なのです。

嫌なことでも我慢する癖があるために、自分にとって有害なことに気づいても、やめられない止まらない状態になっているのです。

「我慢はすれば、いつか直る」という考えもあるようですが、誤解です。

我慢はすればするほど、苦手意識が強くなるため、もっと嫌いになります。

さらに嫌いになれば、元気をなくさせる存在になります。

私は昔からグリーンピースが大嫌いでした。

幼稚園のころからずっとグリーンピースを見るたびに元気がなくなり、口にした日には吐き気がするくらい嫌いでした。

グリーンピースだけを残した私を見た先生が、無理やり食べさせようとしたために、私はグリーンピースが嫌いになっていきました。

我慢をさせてまで食べさせていると、そのうち好きになって食べるようになるだろうとおかしな勘違いをしている先生でした。

まだお尻が青かった私は「我慢をすれば、本当に好きになって食べられるようになるかもしれない」と信じていたのです。

そのため当時の私は我慢をして、グリーンピースを食べた(食べさせられた)記憶ばかりがあります。

給食でグリーンピースを使った献立が出るたびに、表情が暗くなり、元気もなくなり、いつもため息をついてしまっていました。

それでも「我慢して」、グリーンピースを何とか口に入れていました。

小学校6年間無理やり食べ、中学校でも3年間無理やり食べるという経験をしました。

結果としてグリーンピースを好んで食べるようになることは一度もありませんでした。

むしろ我慢の回数を重ねるごとに、傷口にさらに傷を負わせるかのように悪化していき、余計に嫌いになってしまったのです。

成人になった今でさえも、大嫌いな食べ物の1つです。

我慢をすれば、いつか直ってよくなるという当時の考えは、まったく当てはまっていません。

結果だけを見れば、嫌な思い出と余計にグリーンピースが嫌いになってしまったという嫌悪感だけが残っているのです。

「我慢をしなさい」

こう言われることのほとんどは、単なるきれい事で実はまったく意味がありません。

我慢をしすぎると、いつか精神が崩壊します。

どうも大人たちは嫌いなことや嫌なことを我慢してまでやっていると、精神的に大人になれると勘違いをしている人が多いようです。

我慢をすることが人として成長を促し、大人になると、とんだ勘違いをしてしまっているのです。

プラス思考になる方法(22)
  • 我慢をする癖をやめる。
「面倒」と思い始めることが、心の老化の始まり。

プラス思考になる30の方法

プラス思考になる30の方法
  1. 楽しいことをしなくても、楽しいことを考えているだけで、次第に明るい気分になる。
    楽しいことをしなくても、楽しいことを考えているだけで、次第に明るい気分になる。
  2. いつも元気な人と一緒にいよう。
    いつも元気な人と一緒にいよう。
  3. 人の集まっているところには、元気も集まっている。
    人の集まっているところには、元気も集まっている。
  4. 非日常的なことが起こると、テンションが上がる。
    非日常的なことが起こると、テンションが上がる。
  5. 「ToDoリスト」でテンションを上げよう。<br>精神的に身軽になると、元気になる。
    「ToDoリスト」でテンションを上げよう。
    精神的に身軽になると、元気になる。
  6. 簡単なことから始めると、調子がよくなる。
    簡単なことから始めると、調子がよくなる。
  7. 人間は「人(ひと)」の「間(あいだ)」にいないと、元気になれない。
    人間は「人(ひと)」の「間(あいだ)」にいないと、元気になれない。
  8. 人生はすべて、本番ばかりで成り立っている。
    人生はすべて、本番ばかりで成り立っている。
  9. 短い言葉のほうが、心によく突き刺さる。
    短い言葉のほうが、心によく突き刺さる。
  10. 「多すぎる」や「長すぎる」には要注意。
    「多すぎる」や「長すぎる」には要注意。
  11. インプットをしすぎていませんか。
    インプットをしすぎていませんか。
  12. 「スピード」を意識すると、気分が上がる。
    「スピード」を意識すると、気分が上がる。
  13. 隠し事は、できるだけ少なくする。
    隠し事は、できるだけ少なくする。
  14. 元気がなくても、体を動かしていると元気になってくる。
    元気がなくても、体を動かしていると元気になってくる。
  15. どきどきすることに飛び込めば、テンションが上がる。
    どきどきすることに飛び込めば、テンションが上がる。
  16. ときどき苦しい経験しておくほうが、人生は健全。
    ときどき苦しい経験しておくほうが、人生は健全。
  17. 1人で行動すると、テンションが上がる。
    1人で行動すると、テンションが上がる。
  18. 得意なことより、好きなこと。
    得意なことより、好きなこと。
  19. 我慢しない道を選ぼう。
    我慢しない道を選ぼう。
  20. お金がかかると考えると元気が減る。<br>投資と考えると、元気が出る。
    お金がかかると考えると元気が減る。
    投資と考えると、元気が出る。
  21. 「元気になる」とは「元」の「気」に戻すこと。
    「元気になる」とは「元」の「気」に戻すこと。
  22. 我慢をしていると、さらに嫌いになってしまう。
    我慢をしていると、さらに嫌いになってしまう。
  23. 「面倒」と思い始めることが、心の老化の始まり。
    「面倒」と思い始めることが、心の老化の始まり。
  24. 不安定が、一番安定している状態。
    不安定が、一番安定している状態。
  25. 明るい服を着ると、気分も明るくなる。
    明るい服を着ると、気分も明るくなる。
  26. 恥をかく経験がその人を強くさせ、人生を変えてしまう転機になる。
    恥をかく経験がその人を強くさせ、人生を変えてしまう転機になる。
  27. 自分の表情によって、周りの状況が変わっていく。
    自分の表情によって、周りの状況が変わっていく。
  28. 損得より、楽しいかどうか。
    損得より、楽しいかどうか。
  29. 「やらなくてもいいこと」がはっきりすると、元気が出てくる。
    「やらなくてもいいこと」がはっきりすると、元気が出てくる。
  30. 自分の元気+友人の元気=お互いの幸せ。
    自分の元気+友人の元気=お互いの幸せ。

同じカテゴリーの作品

プラス思考」の人気記事

1
ポジティブになれない原因は、行動しないから。
プラス思考
ポジティブになれない原因は、行動しないから。
ポジティブ思考になる30の方法
2
ネガティブな人は、複雑に考える。ポジティブな人は、シンプルに考える。
プラス思考
ネガティブな人は、複雑に考える。
ポジティブな人は、シンプルに考える。
ポジティブ思考になる30の方法
3
気持ちはなくていいから、とにかく癖にしてしまう。
プラス思考
気持ちはなくていいから、とにかく癖にしてしまう。
ポジティブ思考になる30の方法
4
「どうせできない」はネガティブになるおまじない。「何とかなる」はポジティブになるおまじない。
プラス思考
「どうせできない」はネガティブになるおまじない。
「何とかなる」はポジティブになるおまじない。
ポジティブ思考になる30の方法
5
嫌なことがあったときは、意味のあることと考える。
プラス思考
嫌なことがあったときは、意味のあることと考える。
明るい性格になる30の方法
6
足りないのは、自分を褒める習慣。
プラス思考
足りないのは、自分を褒める習慣。
暗い気持ちがぱっと明るくなる30の方法
7
相手を変えようとすると、うまくいかない。自分を変えようとすると、うまくいく。
プラス思考
相手を変えようとすると、うまくいかない。
自分を変えようとすると、うまくいく。
ポジティブ思考になる30の方法
8
「積極的な人間関係」でポジティブになる。
プラス思考
「積極的な人間関係」でポジティブになる。
ポジティブ思考になる30の方法
9
「明るい人」になりたければ「行動する人」になればいい。
プラス思考
「明るい人」になりたければ「行動する人」になればいい。
明るい性格になる30の方法
10
すべてうまくいかないときは、神様からの「休憩しろ」というメッセージ。
プラス思考
すべてうまくいかないときは、神様からの「休憩しろ」というメッセージ。
暗い気持ちがぱっと明るくなる30の方法

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION