「ばかにされるだろうか」
そんな気持ちに心当たりはありませんか。
恥ずかしいことに挑戦するとき「ばかにされるだろうか」という不安や心配が出てきます。
人は、社会性の伴う生き物。
行動するときは、周りからの印象や評価が気になることが多いでしょう。
ばかにされるのは心苦しいもの。
芸人や役者でもないかぎり、喜んでばかにされたがる人はいないでしょう。
やりたいことがあっても、ばかにされそうなら、不安とためらいが生じます。
保守的になって、無難な選択肢を選ぶようになる。
いつの間にか勇敢な行動を控えるようになるのです。
しかし「ばかにされるだろうか」と思っていると、弱々しさが目立つようになります。
不安げな表情や挙動不審な行動が増えます。
びくびくしたりおどおどしたり、逃げ腰の姿勢も増えます。
人目を気にする様子は、隠そうと思っても隠せません。
「ばかにされるだろうか」と思うのは、人目を気にしている証拠です。
自分に自信がない上、エゴと自己保身も強い状態です。
その様子は、周りから見てかっこ悪く映ります。
「あの人はいつも自信がなさそう」
「かっこ悪いことをやろうとしないね」
「失敗を恐れる気持ちが強すぎる」
周りに不快感や悪印象を与える原因になります。
「ばかにされるだろうか」と思っていると、ばかにされるのです。
ばかにされたくないなら、逆を心がけましょう。
「ばかにされてもいい」と考えるのです。
「ばかにされてもいい」という気持ちは、人目を気にしていない証拠です。
エゴと自己保身を捨てていて、強い気持ちがある証拠でもあります。
「ばかにされてもいい」という姿勢は、わざわざ口に出さなくても、態度や行動でわかります。
勇敢な行動が増えます。
恥ずかしいことでも、ためらいなくやってのけます。
人が嫌がる仕事でも、役立つことなら喜んで対応します。
それを見た周りの人は「恥ずかしくないのだろうか」と驚きます。
「勇気がある。覚悟がある。行動力がある」と感心するでしょう。
「ばかにされてもいい」と思っていると、ばかにされなくなるのです。
不思議なことですが、現実では逆の現象が起こっています。
ばかにされたくないなら「ばかにされてもいい」と考えましょう。
保身を捨てる。
自分を貫く。
人目を気にしない。
すると、生き方が力強くなって、魅力的になります。
「ばかにされるだろうか」と思っていると、ばかにされます。
「ばかにされてもいい」と思っていると、ばかにされないのです。