公開日:2005年6月ごろ
執筆者:水口貴博

けんかをしないための30のヒント

22

年下の人でも、命令形を使わないようにしよう。

年下の人でも、命令形を使わないようにしよう。 | けんかをしないための30のヒント

年上の人でも、できるかぎり年下の人には命令形を使わないコミュニケーションを心がけましょう。

そのほうが結果としてみんなと仲良くなることができ、嫌われることもけんかが起こることもありません。

年上の人が偉そうに命令形の言葉を使うのは、簡単なことです。

人一倍長く生きているからとはいえ、たしかにほかの人より知識や知恵はあります。

教えたいことや言いたいことがあるときに、年上の人はつい命令形の言葉を使ってしまいがちです。

「~しなさい」

「~しろ」

「~をやれ」

「~くらいできるだろ」

年上だからとはいえ偉そうにふんぞり返り、命令形での言葉でコミュニケーションを交わすのは上下差を生み出します。

結果として本当のコミュニケーションができなくなります。

上下差が生まれた時点で、年下の人は言いたいことが言えず、年上の人は年下の気持ちもわからず、噛み合わない会話になるのです。

実際に私も偉そうな言葉遣いをする上司に巡り合ったことがあります。

偉そうな言葉を使うため、部下である私は言いたいことが言えません。

そのため私の気持ちを知らない上司は、命令形の言葉でとんでもない要求をしたり押し付けたりします。

私は嫌な気持ちになりながら、従わなければならない状況で、上司と部下との心の距離はどんどん離れていました。

まったくもって噛み合わないコミュニケーションで、ため息ばかりでした。

こんな経験から、後に私が上司となったときには、自分の部下に対してでも命令形の言葉は決して使わないことにしています。

ふんぞり返れば、以前の自分がそうであったように、良い印象を持ってはもらえません。

無理やり強制して押し付けたところで、相手は嫌な気持ちで仕事をすることになってしまいます。

私がお願いをするときには命令形の「~しろ」ではなく「お願いします」を使うようにしています。

「掃除をしろ」→「掃除をお願いします」

「コピーを取れ」→「コピーをお願いします」

「調べておけ」→「調べておいてください。お願いします」

とげのある命令形は「お願いします」に言い換えることができます。

ほかの人より知識や知恵があるからこそふんぞり返らず、逆に謙虚になって腰を低くしておくのです。

年齢として差があっても、お互い同じ目線で話し合えます。

痛みや大変さがわかっている人は、ほかの人にも優しくできます。

けんかは、人間関係のトラブルから発生します。

人間関係の改善方法が、けんかを減らす方法にもなります。

けんかをしないためのヒント(22)
  • 命令形の言葉遣いはやめて、謙虚な言葉遣いに変える。
偉くなればなるほど、礼儀正しくなろう。

けんかをしないための30のヒント

  1. けんかなんて大嫌い。
  2. すべてのけんかの原因は「理解不足」から生まれる。
  3. 理解不足の人に限って、自分ばかりが話している。
  4. 相手を見下した言葉遣いになっていないか。
  5. けんかをする人は、エゴが強い。
    エゴをなくせば、けんかもなくなる。
  6. 妬みがあるということは、それだけ興味があり、欲があるということ。
  7. トラブルなしの人生は、話を聞くことから始まる。
  8. 自分のことをわかってもらうより、相手のことをわかってあげることを優先させる。
  9. けんかをしない人は「自分が原因かもしれない」と考える。
  10. いきなり爆発するからびっくりする。
  11. けんかを吹っかけられても、とにかく徹底的な聞き側に回ること。
  12. 好き嫌いはあっていい。
    好き嫌いを顔に出すのがいけない。
  13. お金の貸し借りは控えること。
  14. 宗教、経済の話をするのはやめよう。
  15. 「正しい」「間違っている」に、こだわりすぎない。
  16. 友人のプライベートを他人に話さないこと。
  17. けんかをしない人は、すべての答えや意見を受け入れる。
  18. 「対立」はけんかに発展し「共存共栄」が平和につながる。
  19. 批判ばかりしていると、嫌われてしまう。
  20. 相談できる友人がいれば、けんかも少なくなる。
  21. 道を譲る人に、けんかはない。
  22. 年下の人でも、命令形を使わないようにしよう。
  23. 偉くなればなるほど、礼儀正しくなろう。
  24. 過ちを犯したら、すぐ謝ろう。
  25. できるかぎり直接会って、コミュニケーションを心がける。
  26. トラブルのときこそ、冷静さを大切にする。
  27. 自分のことを考えるように、相手のことも考える。
  28. いつも本を持っておけば、待ち時間も怖くない。
  29. 「もしものとき」のために、前もって準備をしておく。
  30. 独り占めしようとするから、けんかになってしまう。

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