スピーチやプレゼンの聴衆は、2通りのタイプにわかれます。
真剣に話を聞いている人と、そうでない人です。
発表を始めると、話を聞いていない人に視線を向けがちです。
話を聞いていない様子は目立つため、つい注意が向いてしまうでしょう。
しかし、これはよくありません。
話を聞いていない人ばかり見ていると「自分の話は下手なのだろうか」と不安が大きくなります。
だんだん自分に自信をなくし、ますます緊張が強くなるのです。
では、どうするか。
発表が始まれば、まず自分の話を真剣に聞いている人を探してください。
真剣に話を聞いていない人は、無視します。
いっそのこと見ないくらいでもいい。
どんなスピーチでもプレゼンでも、真剣な顔で話を聞いてくれている人が、1人はいるはずです。
真剣に話を聞いている人を見つけたら、その人に話しかけるようにして発表をしましょう。
真剣に話を聞いている人に集中していると「自分の話をわかってくれている。自分は間違っていない」と思い、ほっとします。
だんだん自分の話に自信がついてきて、緊張しなくなるのです。
もし真剣に話を聞いている人が3人いれば、順番にそれぞれを見ながら話すようにするといいでしょう。
そうすれば、会場全体の聴衆に向けて話す雰囲気が出て好印象です。