聴衆を野菜と思ってみるのも、緊張をほぐす方法の1つです。
聴衆を野菜だと思ってみませんか。
とっさに聞けば、たいていネガティブな反応が返ってきます。
「くだらない」
「発想が幼稚」
「無意味に決まっている」
否定的な考えを持つかもしれませんが、試す前から諦めるのはもったいない。
最初から否定するなら誰でもできます。
試す前から否定するのは、悪い癖です。
実際に試して効果がなければ否定するのもわかります。
しかし、一度も試したことがないなら、自分との相性を確かめるためにも、なおさら想像してみる価値があるでしょう。
やってみると、意外と自分に合っていて効果的かもしれません。
会場は、野菜畑だと考えてみましょう。
それぞれの聞き手を野菜だと想像してみます。
ネギ・キャベツ・ホウレンソウ・レタス・セロリなどの葉菜類。
ダイコン・ニンジン・ゴボウなどの根菜類。
ナス・トマト・カボチャ・キュウリなどの果菜類。
相手の顔を見たとき、似ている野菜を想像してみるのもよし。
自分勝手に野菜を当てはめてもOKです。
「ごろごろした野菜がたくさんあるな。今日は大収穫」
とぼけた発想もOKです。
あくまで個人的な発想なのですから、常識やルールにとらわれる必要はありません。
発想がユニークであればあるほど、楽しさと面白さで緊張がほぐれるでしょう。
どうしても人間の形に見えるなら「人間に化けた野菜」と考えてみてはいかがでしょうか。
安易でも強引でもいいので、とにかく野菜だと思い込む。
中途半端ではなく、本気になって想像することが大切です。
大きな野菜があなたの目の前に転がっている。
ここまで本気で野菜と思い込めば、もはや想像力のトレーニングです。
ばかばかしく思えますが、真面目にばかなことを考えてみるのも面白いでしょう。
少なくとも想像力のトレーニングにはなるので、損はありません。
うまく想像できれば、緊張から意識がそれて、気持ちが楽になります。