執筆者:水口貴博

人前で緊張しない30の方法

18

本番直前まで忙しくして、緊張を感じるほど余裕のない状況にする。

本番直前まで忙しくして、緊張を感じるほど余裕のない状況にする。 | 人前で緊張しない30の方法

意外な行動が、緊張をほぐすのに役立ちます。

「多忙」です。

緊張をほぐす方法の1つとして、多忙が有効です。

時間に余裕があるのはよいことである一方、時間があるせいで余計な不安や心配を考えてしまい、緊張を促すことがあります。

暇な時間に「緊張するな」と思うだけでは、ますます緊張を促すばかり。

忙しいときは、つらいと感じる暇がなくなるため、適度に心を忘れられます。

寂しくても悲しくても、忙しいと意識がそれるので、気持ちが楽になります。

本番直前まで、わざと忙しい状況にしておきましょう。

多忙を作りだし、勢いに身をゆだねます。

余計なことを考えず、目の前にある仕事だけを見る。

全力で仕事に集中する。

120パーセントの力を発揮するつもりで打ち込みましょう。

休憩時間を除いて、できるだけ暇がない状態にしておきます。

つまり、緊張を感じるほど余裕のない状況にするのです。

スピーチやプレゼンの直前まで多忙の状態を作ることで、わざと緊張する暇をなくせます。

多忙のほうが自分に合っている人もいるでしょう。

もともとせっかちな性格の人なら、多忙のほうが心地よく感じるはずです。

多忙には「仕事の効率を上げる」「本番直前まで全力で仕事ができる」というメリットもあります。

余計な暇を作らないため、仕事の集中力が高まります。

ただし、注意点があります。

自分を忙しい状況に追い込むのはいいのですが、あくまで本番直前までです。

本番中まで忙しく進行してしまうと、早口になったり失言・失態が増えたりなど悪影響です。

本番中は、落ち着きのある行動を心がけることが大切です。

人前で緊張しない方法(18)
  • 本番直前まで大忙しの状態を作り、わざと緊張を感じる暇をなくす。
心の支えになるお守りで、緊張をほぐす。

人前で緊張しない30の方法

  1. 場数を踏むことこそ、最強の緊張対策。
  2. 身近な人に聴衆役をお願いして、リハーサルを経験しておく。
  3. 1人で行うリハーサルも、貴重な練習の1つ。
  4. 1人で練習するときに大切なのは、想像力。
  5. 場所を下見するだけでも、本番の緊張が和らぐ。
  6. ネガティブな様子は想像しない。
    ポジティブな様子だけ想像する。
  7. 全部を覚えると、緊張を促す。
    要点だけ覚えると、緊張しなくなる。
  8. 緊張対策で原稿を準備するなら、文章より箇条書き。
  9. 楽しむ気持ちを大切にすれば、緊張もほぐれる。
  10. 空腹だと、緊張もしやすい。
  11. 発表量を減らすのも、緊張を減らす工夫の1つ。
  12. 完璧主義は、緊張を促す悪魔。
  13. 筋トレで体に自信をつける。
  14. 尿意の我慢は、緊張に悪影響。
  15. いつも同じ層の人とばかり接していては、人前で緊張するのも当然。
  16. 聴衆を野菜と思ってみる。
    発想がユニークであればあるほど、楽しさと面白さで緊張がほぐれる。
  17. ランクの高いスーツには、自信を高める効果がある。
  18. 本番直前まで忙しくして、緊張を感じるほど余裕のない状況にする。
  19. 心の支えになるお守りで、緊張をほぐす。
  20. 冒頭で感謝を伝えると、緊張がほぐれる。
  21. 大きな声を出せば、緊張をはね飛ばす。
  22. 特定の人に向けて話すと、緊張しなくなる。
  23. 人の顔を見るのが苦手なら、遠くを見ながら話すのが有効。
  24. 緊張していることを正直に白状すると、気持ちが楽になる。
  25. 評価は気にすればするほど、緊張しやすくなる。
  26. ゆっくり話すと聞きやすくなる。
    心にも余裕ができる。
  27. 複数人で分担すれば、緊張も分散される。
  28. 本番当日の朝、有酸素運動をする。
  29. 緊張対策の最後の手段は、開き直り。
  30. 本番中にミスをしても振り返らない。
    振り返るなら、本番が終わってからにする。

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