緊張をほぐす、ユニークな方法があります。
白状です。
緊張していることを隠そうとすればするほど、不安・気遣い・ストレスが増え、体がこわばります。
緊張して仕方ないなら、いっそのこと正直に自分の緊張を白状してしまいましょう。
たとえば、プレゼンやスピーチの冒頭で正直に緊張していることを伝えます。
「実はただ今、とても緊張しております」
「実は人前で話すのは苦手で、本日は心臓がばくばくしております」
「本日、みなさまの前でお話をさせていただくため緊張しております。お見苦しい点があれば、お許しください」
正直に白状してしまいましょう。
先に謝っておきましょう。
無理に緊張を隠す自信がなければ、いっそのこと白状をしたほうが楽です。
「緊張するのは悪いこと」と考えていませんか。
それは誤解です。
緊張するのは、悪いことではありません。
人間なら、慣れない場所で緊張するのは普通です。
実際のところ、あなたが緊張していても、聞き手はさほど気にしないでしょう。
あなたが聴衆の立場のとき、話し手が緊張しているところで、何も思わないはずです。
むしろほほ笑ましく思うほうが多いでしょう。
「緊張がばれると大変なことになる」と思うかもしれませんが、自分が恥をかく以外、何も悪いことはないはずです。
思い切って正直に白状したほうが、緊張を隠す必要もごまかす必要もないため、心が楽になります。
最初に緊張していることを伝えておけば、態度や話し方が不自然でも、ある程度は寛大に見てくれる可能性があります。
正直に白状したほうが、時にはうまく笑いを誘うこともできるでしょう。
笑われたとしても、場の雰囲気を和ませられたなら、意味があります。