1日をフルに有効活用したいとき、1日中忙しいことが効率のよい方法だと思われがちです。
しかし、実際は1日中忙しくしていると、やがて疲れから減速します。
体力に自信のある人でも、1日中全力のスピードで駆け抜けていると、途中から苦しくなって息切れを起こします。
倒れてからでは遅いのです。
倒れる前に休息する必要があります。
そもそもなぜ人間は寝るのか。
それは疲れを取るためです。
間違って疲れを取らずに起き続けていると、人間はやがて死んでしまいます。
神様は人間を作るときに、このように考えました。
「人間は愚かなのでほうっておけばきっと休むことを怠るであろう。それならば本能に休むことをインプットしておこう」
神様は忙しすぎて休むことを怠らないよう、人間の本能に「睡眠」を加えてくれたのです。
人間の3大欲の1つには「睡眠欲」があります。
神様が、生きるうえで大切な要素だと捉えているのです。
きっとあなたも経験したことがあるのではないでしょうか。
徹夜で過ごした翌日の朝は、ふらふらするくらいに疲れがたまっています。
夜に寝なかったせいで頭の中がすっきりせず、思考回路も停止寸前の状態です。
こんな状態では、日常生活に支障が出てしまいます。
3日も4日も起き続けていた日には、生きた死人になっているところです。
寝ることは、生きるために欠かすことのできない大切なことなのです。
私たちは、夜は本能的に寝ることをインプットされているおかげで、元気で健康にいられるわけです。
夜にしっかり寝て疲れを取るということは、大切なことなのです。
ですがここ最近は、夜の睡眠をおろそかにしている人たちを大変多く見かけます。
24時間営業のコンビニが町の至る所に存在し、夜でも昼間のような明るさです。
会社での残業も増えることはあっても減ることはなかなかありません。
神様がインプットした睡眠欲を、人間たちが阻害しようとしているのです。
先ほども言いましたが、疲れを取らずに、健全な日常生活を望むことはできません。
夜寝ることをやめてしまうことは、神様に逆らうことになるのです。
神の領域を人が荒らしてしまうと、人体に大きな異変が起こってきます。
やる気や元気、笑顔や活力など、人間の精神的豊かさを容赦なく奪っていってしまうのです。
睡眠を取ることをおろそかにしている人は、決まって気力が欠けてしまっているのです。
寝る時間は節約したくても、節約しないようにしましょう。
寝る時間を削ってしまえば、やる気や元気まで削ってしまうことになるのです。