会社の上司には、肩書がついています。
「社長」「部長」「課長」などの肩書です。
学校でいえば「委員長」という肩書もあります。
肩書で話しかけることは、間違っていませんが、相手との上下関係を意識した呼び方になります。
相手と自分の間に壁ができてしまい、心を開きにくくしてしまうのです。
私は高校1年生のとき、学級委員長をやっていました。
クラスのみんなから「委員長」と呼ばれるのはいいのですが、堅苦しい響きに困っていました。
しかし、ほかのクラスの人は私が学級委員長であることを知らないため、普通に「貴博君」と読んでくれます。
名前で呼ばれると、ほっとします。
「委員長」という肩書に話しかけているのではなく「水口貴博」という個人に話しかけてもらっている意識が持てるからです。
名前で呼んでもらっているだけあって、こちらも心を開きやすく、仲良くなりやすくなります。
仲良くなるなら、できるだけ早く仲良くなるのが一番です。
少しでも早く仲良くなれば、さらに深い信頼関係を結んでいけます。
肩書で呼ぶことがいけないわけではありませんが、積極的に仲良くなりたいときには、名前で呼ぶほうが親近感が湧きます。
仲良くなるためには、個人として付き合う意識を持つことが大切なのです。