時間は、そのときの心の状態に応じて、長くもなったり、短くもなったりします。
嫌だなと感じているときは時間が遅く感じられ、楽しいなと感じるときは時間が経つのが早く感じられます。
同じ1時間を過ごすなら、だらだら1時間過ごすのではなく、楽しく1時間を過ごすほうが上手な時間の使い方と言えます。
時間が短く感じられるというのは「集中」できているということです。
「熱中」しているために時間を忘れ「夢中」になるほど楽しんでいるのです。
上手な時間の使い方というのは、つまらない時間を過ごすことではなく、楽しい時間を過ごすということです。
楽しく時間を過ごせるというのは、それだけ充実していることを意味します。
私がいつも本を書くのは、もっぱらコーヒーショップです。
1キロもしない軽さの、B5サイズのコンパクトなノートパソコンですから、持ち運びにとても便利です。
もともと私はコーヒーが大好きですから、おいしいコーヒーを飲みながら自分の好きなこと(文章を書くこと)をしています。
そうすると、最高に楽しく充実した時間を送れます。
本当に時間を忘れてしまうほどで、毎日その時間が楽しみで仕方ないくらいです。
コーヒーや文章を書くといった、楽しく感じることを2重にも3重にも重ねていますから、いつも以上に楽しく感じてしまうのです。
充実した時間は、自分の好きなことや楽しいところにあります。
毎日がつまらないと愚痴っている人も、1日の中で1つくらいは楽しいと感じることを入れることで、生活に活気が出てくるのです。