早く結果を求めていませんか。
早く結果を求めると、早く結果が得られるのでしょう。
「それでいいではないか」と思いますが、要注意。
たしかに全力投球で仕事をするのは大切ですが、ひたすら急いで仕事をする意味ではありません。
仕事を急ぎすぎるのは、かえって失敗を引き寄せるもとになります。
早く結果を求めると、うまくいっても、壊れやすくなります。
短期間に一気に仕事を進めると、スピードはあっても、質が下がってしまう傾向があります。
仕事の途中で手抜きや考慮漏れが発生しやすくなるため、土台や基本が不十分になる。
その結果、うまくいっても、ちょっとしたトラブルで壊れやすいのです。
早く結果が出ても、すぐ壊れてしまうのでは意味がありません。
壊れにくい状態を作りたければ、時間をかけることが不可欠です。
無駄に時間を消費するのではなく、あくまで質を重視した結果として時間をかけること。
同じ仕事を繰り返すことがないよう、1つ1つの仕事を丁寧にこなします。
土台をしっかり固めることができれば、そのうえに重いものを乗せられます。
細かいところまで入念に作り込めば、全体として頑丈になり、少々のトラブルがあっても壊れません。
時間がかかることを恐れないことです。
仕事の方法と方向さえ正しければ、遅くても大丈夫です。
時間をかけて結果を出せる人が、本当の成功を収めます。