「自分は、もう普通の人生を歩んでいない」
いわゆる、レールから脱線した人生です。
「普通」と呼ばれる人生のコースから外れて、変わった生き方をしているのでしょう。
みんなが学校に行っている時間に、自分は部屋にいるのかもしれません。
みんなが仕事をしている時間に、自分は学校に通学しているのかもしれません。
それもまた、1つの生き方です。
レールから脱線した生き方に、劣等感を抱く必要はありません。
「脱線」という響きがあるためでしょうか。
悪いことのように思えますが、そう思いません。
むしろ、夢のある生き方です。
レールの上にいると、1つの生き方しかできません。
安全かもしれませんが、単調で、平凡で、つまらないでしょう。
しかも、これから進むであろう道まで、予想できてしまいます。
先が見えるというのは、可能性の限界が見えているようで、つまらないのです。
最初から結末がわかっている映画が面白くないのと同じです。
レールから脱線するからいいのです。
レールから脱線したとき、進み方は無限に広がります。
あなたが、操縦士です。
自分の思うように進めます。
疲れたときに、立ち止まれます。
気になるところがあれば、寄り道ができます。
くねくねと曲線を描く生き方もいいでしょう。
もう一度、引き返すこともできます。
進み方は、自由です。
これが、レールから脱線する素晴らしさです。
レールから脱線している自分に、喜ぶことです。
ほかの人より、自分らしさを表現できる生き方ができるでしょう。
「普通」と呼ばれる人生のコースから外れた先にあるのは、普通でない可能性です。