皮脂も、体臭の原因の1つです。
汗そのものにはほとんどにおいはありませんが、皮脂にはにおいがあります。
体の中で最も皮脂の分泌量が多いのは、頭皮です。
髪をかき分けると、頭皮が見えますよね。
かき分けた頭皮に、人差し指を押さえつけてみましょう。
簡単に皮脂がつき、指がべたべたするはずです。
次に、皮脂がついた指を鼻に近づけてにおってみると、独特のにおいがするはずです。
それが、皮脂のにおいです。
指先だけについたわずかな皮脂ですが、強いにおいを発していることがわかりますね。
皮脂が分泌されて酸化すると、独特の異臭が漂い始めるのです。
油分の多い食べ物ばかりを食べていると、血中の油の濃度が高くなります。
脂が血液に乗って体全身に運ばれて、毛穴から分泌されやすくなり、皮脂の分泌量も増えてしまうのです。
皮脂の分泌量が多くなる悪影響は、においだけではありません。
油はカロリーも高いため、健康にもよくありません。
油のカロリーは、1グラムあたり、9キロカロリーもあります。
皮脂の分泌量が多くなると、にきびもできやすくなります。
もちろん完全にやめるわけではなく、あくまで「控えめにする」ということです。
牛肉、天ぷら、唐揚げハンバーグなど、油分の多い食べ物を中心とした食生活は控えましょう。
もちろんジャンクフードも含まれます。
見た目はおいしそうなお菓子には、思いのほか多くの油が使われています。
見た目のかわいいケーキは、油の塊と言っても過言ではないのです。