多くのメイク書籍では、リップグロスは上下に塗るように書かれています。
ふっくらした唇に見せるために、リップグロスはとても役立ちます。
つやが出て、明るくなります。
しかし、実際に試してみると、どうでしょうか。
塗り方にもよりますが、リップグロスを上下の唇に塗ると、ふっくらした印象が強くなりすぎて、不自然に見えることがあります。
何事も、度が過ぎると、風変わりに見えます。
「私にはリップグロスは似合わない」
そう決め込んでいませんか。
ちょっと待ってください。
実をいうと、リップグロスは、下唇だけで十分です。
特別な意図がないかぎり、下唇だけ塗れば、リップグロスとしての十分な役割を果たします。
下唇だけで、上唇も十分に明るくなるからです。
なぜでしょうか。
単純な話です。
一般的に、日光やライトなどは、上から下に向かっていますよね。
下唇が、上から照りつける光を反射して、上唇も明るくなるからです。
下唇だけ塗っていても、面積が広いのでよく目立ち、グロスの表現は十分に発揮できます。
多くの女性が、リップグロスは上下の唇の塗るものだと思い込んでいます。
試してみるとわかります。
下唇だけリップグロスを塗っていれば、唇全体が自然と明るくなるでしょう。
明るさといい、べたつき具合といい、ちょうどよい折り合いがつくのです。